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半端ない急傾斜の坂道を芦ヶ久保駅まで下りる 芦ヶ久保丸山(後編)

日本宝くじ協会の寄贈による展望台に上がる。昭和55年というから私が就職した年で、まだバブル以前の第2次オイルショック直後である。建物の資材そのものは億単位までいかないだろうが、どうやってここまで運び、工事したのか興味深い。おそらく資材はヘリで、人は県民の森から登ってきたのだろう。慣れれば15分ほどだろうか。

360度展望が開けているのは、さすが埼玉県指定記念物「外秩父丸山の展望」である。「外秩父」という区分けは聞いたことがなかったが、それは埼玉に土地勘がないためかもしれない。ただ、展望台がないと、関八州展望台ほどの眺めがある訳ではない。

展望台上は望遠鏡が余計なような気がしたが、確かにいい景色である。秩父方面が逆光なのと、雲がかかって両神山が隠れているのは残念だったが、特に群馬方向の眺めがよかった。榛名山や妙義山がよく見えた。

展望台の周りには、多くのハイカーがお昼を広げていた。こんなに歩いてくる人がいるんだと意外に思ったが、近くに駐車場があるのでおそらくそこまで車を使ったのだろう。それでも、そこから20分、標高差50mほどは登らなければならない。

本日最高点の丸山だったが混んでいるので、ベンチでフルーツパックを食べて早々に出発。ここから先は行先表示にしたがって森林館に向かう。直接下りるルートもあるらしいが、よく分からなかった。駐車場との分岐から車道歩きで、20分ほどで森林館に着く。

こちらは展望台と違ってひと気がなく、常設展示もあったが誰もいなかった。しかし、標高900mの場所で麓と同じ値段の自販機が置いてあるのはうれしいことで、炭酸飲料を飲んで一息つく。ここは、12月から冬の間は休業になるようだ。

森林館からは「芦ヶ久保駅」の表示にしたがって進む。しばらくは埼玉県民の森の立派な歩道だが、しばらくすると登山道に入る。この登山道、1時間ほどの間に標高を400~500m下げるので、たいへん傾斜が急である。

しかも、地面には落ち葉が積もっていて、その下は岩まじりの地盤で、うっかり踏み込むとつるっと滑る。まるでスキーのゲレンデのようで、ボーゲンのように斜面を斜めに歩かなければならなかった(おかけで、翌日ヒザが痛くなった)。

そして、登りでもそうだったが、行先表示はあるけれども距離が書いていない。1時間ほど下りたところにようやく、「丸山山頂2km 芦ヶ久保駅2km」とあったのでそのくらいだろうと思って安心したら、すぐ近くの別の案内には、「果樹園村1km 芦ヶ久保駅9km」と書いてある。いくらなんでも9kmもある訳はなく、実際そこから40分ほどで着いたので、謎の距離表示であった。

果樹園村といってもテーマパーク的なものではなく、果樹園農家が点々と続くだけであるが、そのあたりからは曲がりくねった舗装道路である。傾斜が半端なく急で、とてもすたすたと歩くことはできない。

ずっと下の方に、芦ヶ久保の駅と止まっている電車が見える。そして、目の前には武甲山の削られた山肌が迫っている。森林館を出る頃から日が陰り、黒い雲が急に広がって今にも降り出しそうになった。ひやひやしながら下ったのだが、丸山頂上では逆光だったのでかえって見やすくなった。

登山道に入って1時間半、丸山山頂からは2時間ほどで道の駅あしがくぼに着いた。ここで特筆すべきは、道の駅にシャワーがあるということである。HPにそう書いてあったのだが、一通り見てもそれらしきものは見つからない。仕方なく事務室に行って聞いてみると、「ありますよ、こちらです」と事務室の奥に案内された。

1室だけのシャワールームだが、着替えるスペースもあってお湯はすぐ出て来る。休暇村の日帰り温泉は終わっている時間だったので、たいへんありがたかった。料金は10分200円、延長5分毎100円とたいへん良心的であった。

この日の経過
芦ヶ久保駅(346) 8:40
10:00 巨石下休憩スペース(510) 10:10
11:00 大野峠(848) 11:10
11:20 ハンググライダー場(900) 11:30
11:55 丸山(960) 12:15
12:45 森林館出口(914) 12:45
14:10 道の駅あしがくぼ(312)
[GPS測定距離 10.7km]

p.s. 「中高年の山歩き」バックナンバーはこちら。モバイルフレンドリー対応済。


丸山山頂の展望台。登ると、360度の展望が開けている。でも、すぐ下に駐車場があるので、お弁当を広げる人で一杯。


丸山からの下りは、急傾斜のうえ、落ち葉の下がすべる岩場でかなりハードでした。翌日ヒザが痛かった。


この回り方だと、目の前に武甲山をずっと見ながらの下りとなる。丸山山頂では逆光だったけれど、曇ってきてはっきり見えた。


プロフィール

taipa

Author:taipa
3年前にリタイア、気ままなリタイア生活を送っています。
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