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中高年の山歩き 芦ヶ久保丸山(前編)

この秋は、伊豆ヶ岳、高山不動尊と続けて秩父(奥武蔵)を歩いたけれど、すぐ奥の芦ヶ久保もたいへん眺めのいいところらしい。期限切れが迫っている北総線休日切符もあったので、土曜日に行ってみることにした。

2018年11月10日、前日は雨だったが、夜中のうちに抜けて行楽日和になるという予報だった。例によって始発で都心に向かう。池袋まで行ってみると、6時半の特急がない。なんと、休日には6時50分まで特急はないのであった。

15分後の準急は飯能までだが、45分後に三峰口直行の快速急行がある。45分も待つのは何だし、飯能まで行けば接続があるだろうと思って準急に乗る。ところが飯能まで行くと接続は30分後で、結局池袋始発の三峰口行きになってしまうのであった。

(ちなみに、昔は快速急行という区分はなかった。以前の感覚だと「急行」と「準急」の間のように思うけれども、実際は特急料金のかからない特急というニュアンスである。最近ようやくこの名前に慣れてきた。)

芦ヶ久保に着いたのは午前8時半過ぎ。始発電車から3時間半後である。奥多摩に着くのもこれくらいの時間だから驚くことでもないが、最近、朝の移動が辛くなってきた。3時間を超える移動は歩く前からだるい。

前回、前々回は車移動だったり平日だったので、8時前には歩き始めることができたが、こういう体調で歩き始めるのはよくない。注意力が散漫になり、ケガでもしたら大変である。ちょっと考えなくてはならないと思った。

芦ヶ久保駅は結構下りる人がいた。天気は予報通り晴れだけれど、前日の雨でベンチが濡れている。乾いているところにリュックを下ろして身支度をする。今回参考としたのは西武鉄道推奨の「あしがくぼ果樹園村から丸山へ」である。

ルートはあえて逆回りにした。西武鉄道推奨のルートだと、日向山という隣山のコースと重なって混みそうな気がしたためである。国道を正丸方面に向かうと誰もいない。バイクやサイクリストが下りてくる逆方向に黙々と登って行く。

30分ほどで、集落に入る分岐となる。引き続き登り坂だが、傾斜は急になる。集落から登山道への入口に、「熊注意 11月1日にこの付近で熊の目撃情報がありました」と貼り紙がある。11月1日ということは、つい先週である。なぜこんな人里近くに熊が、と思っていたら、すぐ先にいくつか蜂の巣箱が置いてあった。冬眠前に蜂蜜を狙ったのかもしれない。

登山道はしばらく急登した後、ゆるやかな坂になる。そのまま谷川にかかる橋を3つほど越えて歩くけれども、なかなか先が見えてこない。川の近くを歩いているということは、本番の急登はこれからである。登山道に入って30分以上歩いたので、谷川沿いの広くなっている場所で一息つく。

このあたりは北向きの谷になっているのか、ずいぶん暗い。サングラスをかけていたので、普通のメガネに戻す。すぐ上の斜面に巨石がある。あれが転がってきたら木の2、3本じゃ支えにならないだろうと思う。水分補給して出発。ゆっくり休むのは、もう少し日当たりのいいところがいい。

予想通り、そこからスイッチバックの急登が始まった。ひとしきり登って谷からは抜けたのだけれど、行く手には植林された杉の木立がずっと上まで続いている。第一目的地の大野峠は標高850m、芦ヶ久保駅ですでに300mあるからそんなに標高差がある訳でもないのだが、なかなか峠地形が見えてこない。

ああ、これは体調がすぐれないせいだと乗り継ぎがうまくいかなかったことを後悔するけれども、悪いのは下調べを十分しなかった自分である。上を見ると落ち込むので、足下を見ていまの一歩に集中する。

ようやく峠地形が見えてきたのは、登山道に入って1時間半、芦ヶ久保からは2時間以上が経過した午前11時近くだった。左から尾根が下りてくるところまで歩けばあとは楽になる。そう思って進むと、その先は平らになり、車道をはさんで東屋があった。

たまらず、東屋にリュックを下ろす。水分とともに、エネルギーゼリーで栄養を補給する。最近は、昼食にパンとかご飯を用意せず、カロリーメイトやゼリー、フルーツパックですませることが多い。そのため、EPIガスも持ってこない。荷物が軽くなるメリットがある。

5分ほどして登ってきた単独行の女性が、東屋に寄らずにそのまま登山道を登って行った。私がいるから嫌だったのかなと申し訳なく思ったが、多分そうではなくて、あと10分歩かないうちに絶景の休憩ポイントがあったからなのだ。東屋を出発して間もなく、私もそれに気づくことになる。

(この項続く)

p.s. 「中高年の山歩き」バックナンバーはこちら。モバイルフレンドリー対応済。


国道から集落に入ると、まもなく熊注意の貼り紙が。こんなところに熊と思ったら、付近に蜂の巣箱がありました。


登山道に入って1時間半の苦闘の末、ようやく峠地形が見えてきた。


大野峠の東屋。車道の脇にある。登山道で疲れたのでここで休んだのは仕方なかったが、10分先に絶景が。



プロフィール

taipa

Author:taipa
3年前にリタイア、気ままなリタイア生活を送っています。
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