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村田、大差判定負け!!

WBA世界ミドル級タイトルマッチ(10/20、米ラスベガス)
ロバート・ブラント O 判定(3-0) X 村田諒太

私の採点は116-112だが、ジャッジはそれ以上に差が付いた。村田についていえば、ヌジカムより強い相手とやったことがないにもかかわらず米国のリングで指名挑戦者と戦う訳だから、こういう結果も十分ありえたし村田自身精一杯やっただろうとは思う。

私がたいへん残念なのは、私の生きている間にはおそらく二度と現れない重量級の金メダリストを、こんなキャリアしか積ませることができなかった帝拳の体たらくである。

およそ1年前、山中vsネリ戦の時、こんなことをやっていては帝拳の栄華は長くないと書いた。あれからわずか1年、五十嵐は王座返り咲きを果たせず、リナレスは陥落し、村田も敗れた。ロマゴンとクアドラスもV字回復は難しいだろう。

功成り名を遂げたリナレスやロマゴンはともかくとして、村田はまだ将来があると思われていた選手であった。それがこういうワンサイドの負けを喫したのは、多くの部分がマネージメントの失敗に起因すると考えている。

老害御大としては、村田の実力を過大評価し、ブラントの実力を過小評価したものだろうが、村田が世界的強豪と全く戦っていないのは戦績を見れば明らかだし、もともとヌジカムと接戦するくらいの力では、世界ランキング上位とやれば苦戦は必至なのである。

だとすれば、実力を底上げするためにそれなりのキャリアを積ませるか、さもなければ未知数のままビッグマッチを組んでしまうかどちらかしかなかったのではないか。

ブラントの実力は、「世界に掃いて捨てるほどいる」とまでは言わないが、「両手の指に入るか入らないか」レベルである。あの程度のハンドスピード、パワー、スタミナでは、いまの世界上位クラスの誰とやっても苦戦は免れない。

思い起こせば、竹原からタイトルを奪ったウィリアム・ジョッピーは、当時のミドル級で間違いなく五本の指に入る実力者だった。その後フェリックス・トリニダードと戦って敗れはしたものの、ジョッピーにタイトルを取られたことは竹原にとってマイナス評価にはならない。

ひるがえって、ブラントにワンサイドで負けた村田は20年経ってどう評価されるだろうか。ブラントがチャーロ兄やアルバレスと戦っていい勝負ができるとは正直言って考えられず、結局村田の評価もその下ということにならざるを得ない。

セニョールに選手を見る目、実力評価が適確にできる戦略眼があったとしたら、WBAレギュラーのタイトルなど返上して、GGGとの直接対決をしただろうと思う(そういう予測もあったのだ)。ブラントにタイトルを取られた男と、GGGと打ち合って倒された男、どちらが歴史の評価に耐えうるかという話である。

GGGはカネロ第2戦に判定負けしているので、再起戦の相手として村田は打ってつけであった。東京ドームは無理でも、国技館か武道館くらい満員にできたかもしれない。でも、こういう負け方をした後では、無理である。お客さんも集まらないし、TVも付かない。

強敵だと思ったらせめてホームで戦って地元の利で何とかするか、そもそも足りないと思えばビッグマッチで乾坤一擲の勝負をするか、その程度のことも判断できないマネージメント能力だから、結局すべてが中途半端になってしまうのである。

ロブ・ブラントにワンサイドで判定負けを食らうくらいであれば、まだGGGに粉砕されるべきであったと思う。

p.s. ボクシング観戦記のバックナンバーはこちら

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taipa

Author:taipa
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