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ライト級統一戦マイキーvsイースター

WBC/IBF世界ライト級タイトルマッチ(7/28、米ステイプルズセンター)
O マイキー・ガルシア(38戦全勝30KO) 1.07倍
  ロバート・イースター(21戦全勝14KO) 7.5倍

マイキーがいまだにWBCライト級のチャンピオンというのはちょっと驚くが、ともかく1年半振りでライト級の試合である。相手はロバート・イースター、IBFのチャンピオンである。このクラスでは何と言ってもロマチェンコが注目だが、せっかく同じクラスなのだから誰が強いか実際に戦ってほしいものである。

マイキーをP4Pのどのあたりに位置づけるかは大変難しい問題である。契約問題がこじれて2年半のブランクを作り、その後も全勝を続けてはいるものの、圧倒的に強いかと言われると首をひねらざるを得なかった。その理由の一つがスーパーライトにまで上げたことによる体格差であったとすれば、この一戦で見直すことになるかもしれない。

マイキーはフェザー級当時から図抜けた身体能力で勝ち進んできた訳ではない。かつてのゴースト・ゲレロのように体力と体格差で勝ってきたのであればウェルター級でも通用するだろうが、マイキーはそうではない。基本的にハードパンチャーだから、パンチのパワーと相手の耐久力との相対的な問題となり、重いクラスでは必然的に厳しいのである。

そのあたり、ロマチェンコ陣営は大変にクレバーで、クラスの違う相手と戦うことには慎重である。正直なところ、現状でもパッキャオとやれば勝つと思うけれど、まだライト級であるのに12ポンド重いウェルター級と戦うことをOKしなかった。

マイキーはスーパーライトで2試合戦った後に、再びライト級に下げてきた。この5ポンドはそれほど神経質になる必要はないと思う。リミット一杯で戦った訳ではないし、体格的にも落とそうと思えば落とせる。むしろ、落とす気があるのかどうかが問題だ(かつて、フェザー級で体重超過している)。

いまや、ウェイトを作れないことはそれほど選手の評価につながらなくなってきているが、私は古い人間だから、ウェイトを作れない選手を一流と認めることには消極的である。メイウェザーも、パッキャオも、ロマチェンコも、当然ながら体重超過したことは一度もない。それができないマイキーは、やはり一枚落ちると言わざるを得ない。

ただ、今回の相手、ロバート・イースターが脅威のある相手かというと、それもまた首をひねるところである。決定戦でガーナのデビッド・コメイにダウンを奪われてスプリット・デシジョンだから、どちらかというと日本に来て中谷と戦うレベルのチャンピオンのように思える。少なくとも現時点では、リナレスとやれば判定負けを食らいそうだ。

イースターにアドバンテージがあるとすれば体格差で、身長もリーチも、マイキーを10cm以上は上回るだろう。これでクロフォードのような戦い方ができれば面白いが、残念ながらそれは難しい。マイキーも手足の長い相手と戦い慣れてきただろうから、きっちり射程内にとらえる可能性が大きい。

予想としてはオッズどおりマイキーの序盤KO勝ち。ロマチェンコとの頂上対決に期待したい。

試合結果追記(2018/7/29)

写真で見るとかなりの体格差があったようですが、マイキーがダウンも奪って3-0判定勝ちです。倒し切れなかったと言うべきか、イースターも強かったと言うべきか、WOWOWの中継を待ちたいところです。

試合後にマイキーは、次は147ポンドに上げてエロール・スペンスと言っているようですが、ライト、スーパーライトで倒し切れないのに、ウェルターはどうでしょう。写真を見ると減量はきつかったようですが。

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Author:taipa
3年前にリタイア、気ままなリタイア生活を送っています。
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