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額峠まで登った後はかなり楽になる 八十八番大窪寺(その2)

11時半に長尾寺を出て6kmの登り坂を1時間半ちょっとで歩き、自分なりにがんばっているのだが、あと4時間で着くだろうかとたいへん不安になる。結局、道の駅ながおでは食事もとらず、お遍路サロンにも寄らずに先を急ぐ。午後1時20分、道の駅長尾を出発。

道の駅を過ぎてすぐ「大窪寺11km」の案内板があった。郵便局や農協の建物があるけれども、平日の昼間なのに営業していないように見えた。

ここからしばらく登り坂が続き、農家が点々と続いている。ダム池はすでに過ぎ、川沿いに畑があるのが見える。左の谷側に道が分かれ標識に名前が書いてあるから、この奥にもまだ集落があるらしい。

舗装道路とはいえ、かなりの急傾斜を登って行く。途中でコミュニティバスに抜かれたので、なるほどここはバス通りなのだ。日差しがきつくて汗がしたたる。㌔ポストでもあれば目安になるのだが、何もないのはつらいところである。

なんとか「大窪寺10km」の案内看板まで到達した。ここは分岐点となっており、左折すると「←昼寝城」の立て札がある。名前からして、昔話か何かだろうと思っていたが、帰って調べると正真正銘の山城であった。

阿波の三好三兄弟と対抗した豪族・寒川氏の拠点で、16世紀に攻防戦があったということである。阿讃山脈は屋島の合戦で義経が平家の軍勢を急襲したルートだから、戦国時代にも重要な戦略拠点であったということである。

さらに登る。道の駅から1時間くらい歩くと、遍路地図には記載がないけれどもところどころに東屋とベンチを見つけた。水分補給と行動食でHP回復。

朝、志度のコンビニで買った2㍑のいろはすはすでにすべて消費して、ペットボトルは道の駅に捨てさせてもらった。道の駅で補充した500mlのミネラルウォーターも、この1時間であらかた飲んでしまった。どこかで補充したいと思っていたら、休憩所のすぐ先の道端に水場があって勢いよく水が出ている。

ひしゃくや漏斗がたくさん置いてあるので、地元の人も利用する水場のようだ。「弘法の清水」と説明書きがある。さわってみると、とても冷たい。大汗をかいているので、顔を洗って天然の水をごちそうになり、ペットボトルに補充した。

「弘法の清水」から少し登ると額峠のバス停であった。峠というだけあってここからバス通りは下り坂になっている。大窪寺へまだ登らなくてはならないだろうが、ずっと登りだと思っていたので一時でも下り坂になるのはありがたい。残り7kmの標識も出て、足が軽くなった。

1時40分くらいに残り10kmまで登ったから、あと1km20分のペースでも5時前に大窪寺に着く。山登りと同じで、ペースは遅くても歩き続けることが大切だ。大きなカーブをきりながら舗装道路を辛抱強く歩く。

遍路地図によると、道の駅から登ってくる旧へんろ道とはこのあたりで合流する。ここまで1時間ちょっとで登って来れたので、おそらくへんろ道を通るよりも早かったのではないかと思う。

真念「道指南」にある「がく村」とは、このあたりの集落を指していると思われる。額峠から坂を下ったあたりは家も多く学校や農協もあって開けており、集落というよりも街である。

このあたり、遍路休憩所や河川敷の公園があって、一休みする場所には困らない。廃校になった学校の校庭に作られた休憩所で小休止して出発。どうなるかと思ったが、残りはあと5km、時間は2時間以上あるのでようやく目途がついてきた。

背後の山が道指南にある護摩山で、ここで阿讃山脈を越えてきた国道377号線と合流する。国道といっても、道幅はこれまで歩いてきた県道とたいして変わらない。工事中の地点を通り過ぎて、これまでの下り坂から再び登り坂となった。

ただ、思ったよりゆるやかで、㌔15分くらいで歩けている感触である。山の中の道になるが、アップダウンはそれほど苦にならない。再び景色が開けて、竹屋敷の集落に着いた。

(この項続く)

p.s. 「四国札所歩き遍路」のバックナンバーはこちら


道の駅ながおに着いた時には午後1時を回っていた。昼食もとらず、おへんろサロンにも寄らずに先を急ぐ。残り11km。


バス通りは急傾斜が続くが、遍路地図に載っていない休憩所があるので助かった。


冷たい水を消費した頃に現れた大師の清水。八十窪のおばあさまによると、「あれは工事してる時に出てきた水で、弘法大師は関係ない」とのこと。

コメント

バス通り

遍路道ではなく、バス通りを歩かれたとの事ですが、交通量はどの程度でしょうか。Shikoku Japan 88 Route Guideによれば、遍路道3.7㎞、バス道3kmで確かにバス道の方が短いのですが、車の交通量が多い道は避けたいなと思っております。

Re: バス通り

>> Taibun さん

いつもありがとうございます。

> バス通りを歩かれたとの事ですが、交通量はどの程度でしょうか。

バス通りでも、交通量はあまりありません。1日5便くらいのコミュニティバスが通るのと、大窪寺への車遍路と思われる他県ナンバーが少々、あとは時々トラックが通るくらいで、坂道だと車道を斜めに歩き勾配を緩やかにできる(わずかですがw)くらいです。横断もし放題。

長尾寺付近の交通量の多さとは比べ物になりません。八十窪のおばあ様も言っておられましたが、大窪寺のあたりはどんどん人が少なくなって、長尾に住まいを移しているそうです。ではでは。

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