FC2ブログ

記事一覧

ヒザは痛くなったが何とか山頂へ 赤薙山(後編)

焼石金剛を過ぎると、この日一番歩きやすい尾根に出る。左側がきつい斜面でササ、右側がやや緩い斜面の自然林である。緑と深緑のコントラストの中間を登る。傾斜はそこそこあるが、でこぼこしていないので歩きやすい。

このあたりまで来ると、赤薙山と2203ピークの違いがはっきりする。2203ピークはまだまだ先に深緑の山容を示しているが、赤薙山はその手前にある少し淡い緑のピークであろう。WEB等をみると頂上から展望がないと書かれているが、なるほど林の中にあるように見える。

歩きやすい尾根はほどなく林に入り、暗いうっそうとした木々の中の急登となる。コースマップにはコメツガ、ダケカンバと書かれているが、いずれにせよ森林限界近くに育つ自然林で、幹も枝も曲がりくねっている。

日がさえぎられて涼しい風が吹いてきたのはありがたかったが、いままでにも増してハチの羽音がうるさい。暗くて見えないのか、歩いている私にぶつかるウェイトが結構重い。たまたま止まったのを見たら、結構大きなハチであった。

形的に、スズメバチではないのだが(帰って調べたらミツバチの大きい奴のようだ)、ありがたくないことに違いはない。北アルプスだったか、行動食にミックスフルーツを食べていたらハチが寄ってきた。私の体から甘いものが匂うのだろうか。

立ち止まるとすかさず近づいて来るので、休むに休めない。休めないからますます息が上がって汗をかく。汗をかくからますます虫が寄ってくる。悪循環である。

そんなふうに急ぎ足で歩いていたところが、段差のきついところで左のヒザが急に痛くなった。少しだけ平らで明るくなったところで立ち止まる。まだ頂上まで大分ありそうだ。

ハチは来るしヒザは痛いし、ここまでで引き返すか、と覚悟した。GPSを見るとまだ頂上まで標高差100mある。焼石金剛からかなり登ってきたはずなのに、まだ100mもある。

思えば、1/25000図を見ると小丸山から赤薙山までそれほど距離がないように見えるので、標高差400mにしても1時間と少しで登れるだろうと思っていた。歩き足りなければ、2203ピークまで歩こうと思っていたくらいである。

ところが、小丸山から2時間近く、麓から3時間登っても、まだ赤薙山に着かない。2203ピークどころか、その後に続く3つほどのピークを登り下りして、女峰山に達して戻ってくる人だっているというのに、久々とはいえこのペースはなんとしたことだろう。

実際、帰りに歩きやすい尾根ですれ違った二人連れに、小丸山まで下りる途中に抜かれてしまっている。ただでさえ歩くのが遅いのに、下り途中で3度ほど滑って転んでしまった影響もあって、へっぴり腰になってしまったのである。

5分ほど休んでいると息も落ち着いてきて、この時だけはハチが飛んでこなかった。少し気を取り直して、もう少しだから、と自らを励まして登り続けた。どうやら、ハチのせいで小休止をちゃんと取れなかったのがよくなかったようだ。

休んでから頂上までは、15分くらいだった。岩をつかんで登るような場所があり、急斜面でロープが出てくるところもあったが、この時だけはハチが飛んでこなかったのは幸いした。9時15分、小丸山から2時間、麓から3時間以上かかって、ようやく赤薙山頂上に到着した。

(この項続く)

p.s. 「中高年の山歩き」、バックナンバーはこちら


焼石金剛と呼ばれる地点を過ぎると、南側が開けた尾根に出る。ここまで登ると、手前の赤薙山ピークがはっきり区別できる。


後方を振り返ると、丸山の頂上はかなり下になった。


くじけそうになりながら、何とか赤薙山に到着。山名標の手前に三角点がある。

コメント

紅葉

今回の山、こちらで初めて知りました。笹原の稜線が気持ち良さそうですが、紅葉時期も良いでしょうか。

赤薙山の展望

コメントありがとうございます。ご質問いただいた点について。

> 紅葉時期も良いでしょうか。

霧降高原は名前のとおりすぐに霧が出て、すぐに視界十メートルになってしまうのが難点ですが、ビジターセンターの人に言わせると一日中快晴の日も多くて、私の心がけが悪いだけのようです。

木の種類的に、黄葉や草紅葉になるのではないかと想像します。日光といえばいろは坂が紅葉の名所ですし、赤薙山下のキスゲ平園地(天空回廊)や霧降の滝も10月くらいが見ごろということで、十分楽しめると思います。

ネックがあるとすれば、虫が多いことと、シーズンには渋滞がひどいということでしょう。今年はコロナがあるからどうなんだろう。それともGo Toで盛り返すのだろうか。気をつけてお出でください。ではでは。

コメントの投稿

プロフィール

taipa

Author:taipa
 

4年前にリタイア、気ままなリタイア生活を送っています。
過去のnifty(2005-2014)、忍者(2014-2018)、当サイトの15ヶ月を経過したブログ記事は、下のリンクからホームページでご覧いただけます。

カレンダー

08 | 2020/09 | 10
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 - - -