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霧多布温泉(浜中町ふれあい交流・保養センター)

霧多布温泉は路線バスの終点になっていて、行先・霧多布温泉のバスがかなり遠くから走っているのだが、正式名称は「浜中町ふれあい交流・保養センター」である。

市街から坂道を登った高台にあり、浴室と休憩室は西向きである。だから、太平洋に沈んで行く夕陽が真ん前に見えて壮観である。ちょうどその時間に訪れたので、真っ赤な夕陽を浴槽の端に座ってしばし眺めていたのでした。

公共施設だけあって、たいへん大規模で新しい施設なのに、入浴料は500円とたいへん割安である。しかし、場内で販売している当地出身モンキーパンチの「ルパン3世」キャラクター商品は結構な値段を取る。これで元をとっているのかもしれない。

お風呂場には内湯、露天風呂とサウナがあり、たいへん広いので湯船の端に座って夕陽を眺めていても全く邪魔にはならない。お湯は食塩泉の鉱泉を加温していて、ちょうどいい温度に温まっている。

靴を預けるのと脱衣所と、2枚の100円玉が必要になるのはさすがに公共施設で(もちろん戻ってくる)、両替は受付に戻らなければならないのであらかじめ用意しておく。

お風呂上りに休む休憩所はたいへん広く、浴室と同様に西向きで、日が沈んだ後の霧多布の街が見えた。ロッカーから戻ってきた100円玉を使って、マッサージ椅子でリラックスする。機械に肩を揉んでもらいながら、初めて来た霧多布を望む。

「霧多布」は北海道の多くの地名と同様、アイヌ語に由来する。「キタプ」とは茅を刈る場所、つまりカヤ場を意味し、チセの屋根や壁を葺く茅をこのあたりで集めたものであろう。したがって、「霧」とは必ずしも結びつかない。

とはいえ、沖にある島との間に囲まれた海からは、もやのような霧のような水蒸気が漂っていて、その向こうからテーブル状になった瞼暮帰島(けんぼっきとう)がぼんやりと浮かび上がる風景はたいへん幻想的であった。

もともとの意味には「霧」は含まれていないのだが、あえて「霧」を地名に入れた古人の感覚はすばらしいと感じたのでありました。

p.s. 国内紀行記事、他にもいろいろあります。温泉探訪記バックナンバーはこちら。モバイルフレンドリー対応済。



霧多布温泉ゆうゆ。公共施設なので、入浴料は大人500円と格安。


霧多布湿原。根室から釧路に向かって海沿いを走ると、湿原と海側に瞼暮帰島(けんぼっきとう)の眺めが幻想的である。

プロフィール

taipa

Author:taipa
3年前にリタイア、気ままなリタイア生活を送っています。
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