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そんなにしてほしいか非常事態宣言

普段はあまり見ないのだけれど、このところTVを見る時間が増えている。欲しい情報は感染者数もさることながら、重症者がどれくらいいるか、もしもの場合どこの病院で診てもらえるかということなのだが、NHKも含めてそういう内容はほとんど流さない。

この期に及んで、志村けんがどうしたとか、手を洗いましょうとかいうことが知りたいのではない。もしかしたら、大部分の人達の関心はそちらなのかと心配になる。

そして、ここ数日気になるのが非常事態宣言を早く出せという論調である。言うまでもなく、非常事態宣言は私権を制限するので、軽々に出すものではない。

だから、本来マスコミの立場としては非常事態宣言には慎重であるべきで、早く出せ今すぐ出せと急かすのはおかしい。あるいは、早く1940年代に戻したい自民党連中のプロパガンダかと思いたくなる。しかし、おそらくは世論の方向もそのようなものなのだろう。

こういう報道を見ていると、第二次大戦で悪かったのは軍部だけでなく、マスコミも国民もみんな同罪だと思ってしまう。そして、なぜ非常事態宣言かというと、どうやらコロナ被害で少なくなった収入を補填しろということらしい。

非常事態宣言を出せと急かしている同じ口で、オリンピックの選手村に軽症者を収容すると資産価値が下がるなどと言っている。おかしいと思わないのだろうか。非常事態になれば、国や地方自治体がそういうことができるという法律だというのに。

コロナで影響を受けている人達を何とか援助しようというのは当り前のことで、そのために税金を払っている。私権を制限するのといま困っている人を何とかしようというのは全然別のことで、非常事態を宣言しなくても普通に補正予算を組んでコロナ対策の支出をすればいいだけのことだ。

それをせずに、「1世帯マスク2枚」などというから、祭りになる。同じ手間なら、当面必要なものを買ってくださいということでお買い物券を何千円か贈る方がまだましだ。アリバイ的にやった感を出すためだけにこんなことをしても、意味がない。どうしてもマスクが配りたければ、社協や民生委員、それとも小学校に配ればいい。

それに、非常事態宣言といっているが、仮に宣言が出されたとしても、自粛が少々きびしくなる程度のことで強制力はない。もしかすると、非常事態宣言では生ぬるいということで、戒厳令にしたいのかと勘繰りたくなる。

非常事態宣言が出されても出されなくても、ひとりひとりが現状を判断して、取るべき行動をとるのが自由ということである。行政から指示が出てみんな一斉でないと行動できないというのでは、どこかの国と一緒である。もしかして、知能程度は一緒なのかもしれない。

そのために必要な情報を提供するのがマスコミの役割のはずなのだが、啓発の名を借りて大本営発表を流すだけである。これで受信料を強制徴収するのは、詐欺のようなものである。STOP!詐欺被害!

幸い、いまの時代はWEBを使えば世界の情報が入ってくるし、全国いろいろな地域の実情を知ることができる。個人的には、現在の状況は「ぎりぎり」というほどではないと思うけれども、戦争まで一直線で進む国民性だから、何とも言えない。

検査で陽性になった人をすべて指定医療機関に収容しようとすれば、入りきれないのは最初から分かり切ったことである。だとすれば、軽症者はどうするのか考えるのが役所の仕事であって、そのあたり臨機応変にできなければ何のために給料もらってるんですかということである。

いま最優先でしなければならないことは、ハードとしての病床数を確保することである。これは、やろうと思えばすぐにでも始められる。実際、大震災の時には万単位の仮設住宅を学校の校庭や役所の遊休地、つまり誰かの土地を強制収容しなくても作れたのである。

患者の搬送に必要な車両や人手の確保にしたところで、中国人観光客の減少で供給には余力がある。感染の危険が懸念されて二の足を踏む事業者もいるだろうが、逆にチャンスと考える事業者もいるはずである。いずれにしても、非常事態を宣言しなくてもできることはたくさんある。

とはいえ、非常事態宣言を出すのに慎重な安倍内閣を信用しているのかというと、そうではない。彼らははっきりした指標で数字に出れば、例えば、株価が急落して15,000円くらいにでもなれば、あわてて非常事態にするだろうと思うからである。

その前に、お腹が痛くなって仕事を投げ出すかもしれないけど。

p.s. 「なんとなく思うこと」のバックナンバーはこちら


#翔んで兵庫に続いて、#マスク2枚がお祭りになってしまいました(総統閣下は相当ウケた)。笑いごとじゃないはずなんだけど。

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taipa

Author:taipa
4年前にリタイア、気ままなリタイア生活を送っています。
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