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コロナウィルス、今後覚悟しておいた方がいいこと

昨日は、コロナウィルスの感染拡大は避けられず、事態収拾は長期化するというところまで書いた。だとすると、今後どのような展開が考えられるだろうか。(注.この原稿は、土曜夜の総理大臣会見以前に書いたけれど、事態はその方向に進みつつあるようだ。)

公共スポーツジムの臨時休館も、図書館の閉鎖もまだまだ続く。公共交通機関が危険な状況も、むしろこれから本番だろう。いまのところ自粛要請にとどまっているが、運行ダイヤの調整に進むことも想定される。私のお遍路歩きは数ヶ月前に結願したばかりだけれど、危ないタイミングであった。

日本の病床数はイタリアやスペインのように少なくないし、ニューヨークのように低所得者の医療環境がひどくないので、医療崩壊・都市封鎖まで進む可能性は低い。それに、最初に書いたように日本人が怖いのは伝染病よりも飢饉なのである。全員仕事を休めなどという思い切った施策が出されるとは思えない。

米国では、ボクシングのビッグイベントは今年前半には行われないし、ケンタッキーダービーも秋に日程変更された。NFLだって予定通り開催されるかどうか分からない。日本はこういう点ではアメリカに追随するから、残念ながら野球やサッカーがいつ開幕するか分からないし、皐月賞の無観客はほぼ確実。ダービーも風前の灯である。

デパートやスーパーの営業時間短縮、休業増加も確実だし、イベント自粛も続く。これを機会に、一般参加型のイベントは転機を迎えるだろう。AKB商法や、コミケや、ディズニーランドといった永遠に続くと思われたビジネスモデルが成り立たなくなるかもしれない。

サービス産業への波及も広範囲に及び、ホテルや旅館、飲食店、旅行代理店や中小の交通機関に経営不安が出てくるだろう。景気への影響が甚大になることは避けられない。ドイツでは「第二次大戦後最大の試練」と言っていたが、オイルショック以来の本格的な不況に陥るかもしれない。

この状況がいつまで続くかだが、わが国の指導者にはそれを決めるだけの知識も判断力も決断力もない。結局は欧米主要国が安全宣言を出すまで動けないだろう。オリンピックも開催時期を決める権限は米国テレビ局にあり、わが国が関与できる余地はない。個人的には、規模を縮小して開催することになるのではないかと予想する。

つい最近になって、BCGを義務付けている国はコロナが軽症という指摘が出てきている。検証には時間がかかるので早期の事態収拾には結びつかないだろうが、十分ありえる話だ。とはいえ、国際的なヒトやモノの移動が制限されることに変わりはない。

すでにリタイアした身の上なので、できないことはできないとあきらめるしかないのだけれど、いずれにしても、去年まで当たり前にできたことが、今年もまたできるとは限らないという覚悟が必要なことは間違いない。

ウィルスとの戦いという言い方は好きではないが、この戦いは退却戦である。より多くの収獲を得るためではなく、被害をより少なくするための戦いである。

日本は昔から退却戦が大の苦手で、きちんと退却戦をしたのは信長・秀吉・家康まで遡らなければならない。関ヶ原の島津軍のような戦い方は、退却戦でなく玉砕戦である。しかし、わが国ではああいう負け方が評価されてきた。

その意味では、検査ができないといって実態把握を先延ばしにしてきたのは、疫学的に全然ほめられることではないし、戦況を把握しないということだから玉砕への道まっしぐらである。何百年も変わらない、いつものやり方なのかもしれない。

別のところで書いたけれど、「亀は甲羅に似せて穴を掘る」。現代の政治家も第二次大戦前の軍隊もそのように程度が低いのは、日本列島に住む人達の程度が低いからである。スーパーで買い占めるような人が大勢いるのだから、行くところまで行かないとどうにもならないのかもしれない。

誤解のないよう補足しておくが、非常時に物資を備蓄するのが悪いと言っている訳ではない。そんなことは普段から準備しておけという話である。

p.s. なんとなく思うことのバックナンバーはこちら

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