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SUPERBOWL LIV回顧

SUPERBOWL LIV (2019/02/02、マイアミ)
カンザスシティ・チーフス O 31-20 X サンフランシスコ・49ナース

今年のプレイオフは一方的なゲームや流れが行って帰ってという大味な試合が多かったので、モメンタムが行ったり来たりして最後までスリリングな展開が楽しめたSuperbowlだった。

ただ、個人的には、49ナースがあれだけガロポロに投げさせたのはどうだったかと思う。コールマンとモスタートのランが合計17回で76ヤード、一方でガロポロにパスを投げさせた回数が31回である。

かたや、デミアン・ウィリアムスのランが17回で104ヤード、マホームズが9回29ヤード。ラン回数はチーフスの方が多い。終盤までずっとワンポゼッション差なのに、これでは勝てない。

ゲーム序盤はチーフスを3アンドアウトに押さえた49ナースのペース。FGで先制してTDを返されたのは仕方がない。そこから仕切り直せばいいのに、ガロポロにパスを連投させてインターセプト、モメンタムはチーフスに移る。

ここをディフェンスががんばってFGに押さえ、ユースチェックをレシーバーにして追いついたあたりから、再び49ナースのペース。後半に入ってマホームズが2度のインターセプトを喫し、残り時間は12分で10点差、得意のランで時間を食いつぶすチャンスであった。

ところが、シャナハンはここでもガロポロにパスを投げさせる。3rdダウンロングならば仕方ないけれども、2ndダウンからパスを投げて失敗するから、時計も進まないしランも使えなくなる。

100ヤードも200ヤードも走るRBがいるのに彼らを使わないことで、プレイアクションでパスを通すのが得意なガロポロも良さが出なかった。逆転してブリッツをかけられた場面は、かつてブレイディがスパニュオーロにやられたSuperbowlを思い出した。

試合全般を通して、簡単なドロップや反則、キッキングミスが少なく、ディフェンスも相手の強力な攻撃を押さえて、締まった試合だったと思う。だから選手にはそれほど大舞台の影響はなく、ガロポロはもともとあのくらいのパフォーマンスである。

Superbowlの舞台でいつもと違ったのは、マホームズである。ベンチの作戦だったのかもしれないが、前半ロングパスをほとんど投げず、2度のインターセプトもQBの責任のように見えた。後半のロングパスがなければ、ヒルは一体どこにいたんだろうというゲームであった。(チーフスが勝てばマホームズがMVPというのは、予想通りだった)

そして、マホームズ以上によくなかったのは、シャナハンではないだろうか。前半2ミニッツでランの後タイムアウトをとらなかったのは(GMがタイムアウトのジェスチャーをしていたが、審判はもちろんとってくれない)、相手に弱気を見透かされた。

そして何よりも、2ポゼッション差の残り12分をランで攻めることができなかったのは、プレイオフを勝ち上がってきた原動力のランよりも、よくやっているディフェンスよりもガロポロを頼りにしたということで、私には順番が違うように思える。

第4Q最後の攻撃も、ランは最初のモスタートだけであった。タイムアウト3回あればランを交えて問題ないはずで、3ダウン10だってランで5ヤードずつ進めばファーストダウンである。

終盤まで緊迫したスリリングなゲームではあったが、49ナースが得意のランでがりがり行かなかったのはかなり消化不良であった。Championshipがピークでそこからやや下降していたという見方もあるが、私はHCの要因が大きいように感じた。

p.s. NFL2004からの星取表や過去記事のバックナンバーはこちら

コメント

すごい試合でした。

 第54回スーパーボウルはNFL100周年にふさわしい面白い試合になりました。試合の大半は49ersのペースで進み、このまま押し切るかと思われましたが、第4クオーターの半ばからチーフスが覚醒し一挙に3タッチダウンで大逆転という凄い展開でした。双方が持ち味を出した好ゲームだったと思います。

 それまではチーフスは攻守ともに押されており、頼みのマホームズが2回目のインターセプトを喫した時点で「勝負あり」という空気すら漂っていました。流れをひっくり返したのは残り7分程度でのサードダウン15ヤードで彼が決めたロングパスだったと思います。ここでパントとなるとそのまま押し切られた可能性が高かったことを思うと、まさに起死回生の一撃でした。また、それまで「やられっぱなし」という印象すらあったチーフス守備陣が最後の最後で奮起して49ersの攻撃を抑え込んだことも大きかったです。

 これでチーフスは旧AFL時代以来の50年ぶりの世界一。喜びもひとしおでしょう。どうやらNFLに新しい風が吹き始めたようです。あまりにも強すぎたペイトリオッツの時代が終わり、新時代の幕開けを告げるチーフスの優勝だったと思います。

 来季はもっと面白くなると期待しています。次はタイタンズやビルズなどが優勝するとよいなと思っています。

コメントありがとうございます

> ビートルさん

コメントありがとうございます。終わってしまうと、2019年シーズンもあっという間でしたね。でも、今年はFAに大物が多いので、シーズンオフも楽しませてもらえそうです。

> どうやらNFLに新しい風が吹き始めたようです。あまりにも強すぎたペイトリオッツの時代が終わり、新時代の幕開けを告げるチーフスの優勝だったと思います。

チーフスが優勝マホームズがMVPで、十数年ぶりに新しい時代が来た、という感じですね。長らく続いたブレイディやブリーズ、ロスリスバーガー、アーロン・ロジャースあたりから、2017、2018ドラフト組の時代がやってくるのでしょうか。今シーズンのレイヴンスやビルズのスピード感あふれるゲームを見て、そんな予感もしてきます。

来年もまた楽しく盛り上がりましょう。ではでは。

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taipa

Author:taipa
3年前にリタイア、気ままなリタイア生活を送っています。
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