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燕山を前にして太ももが悲鳴 燕山・加波山(中編)

おじいさんと別れて、雨引山(あまびきさん)に向かう。いつも登山道を整備している人がいるということで、よく手入れされている。それほど急こう配もなく、たいへん歩きやすい道である。

岩瀬駅を出てから1時間40分、10時10分に雨引山到着。標高は403mである。東屋にはすでに先客の老夫婦がいて、筑波山と富士山を望む特等席で早いお昼をとっていた。筑波山の左に見える大きな山が燕山・加波山と思われるが、逆光でまともに見ることができない。

先は長いので、5分ほど休んで出発。さて、ここからが問題である。雨引山から燕山まで茨城県のくれたパンフレットには休憩場所もトイレもなく、所要時間も不明である。登山口の看板には所要120分と説明があった。行先看板によると、距離は5.1kmある。

まあ、ちゃんと整備されているハイキングコースなら、それほど心配しなくてもよさそうだと思っていたのだが、雨引観音への道を分けたあたりからこれまでとは違った道となった。

まず下りがハードだった。足場を作ったのがかなり昔だったらしく、木が削られて上から土が乗っている。だから、階段ではなくただの斜面に近く、加えて滑りやすい。慎重に足場を選んでペースダウンする。

登山道の刈払いも雨引山までのように頻繁には行われていないようで、左右から笹がかぶさっている。これまでは千葉の山とは違うなあと思っていたが、たいへんよく似た雰囲気になってきた(それでも、嵯峨山ほどではないが)。

加えて、東屋どころかベンチもない。さすがに公称2時間をノンストップでは難しいので、雨引山から2.7km、燕山(つばくろやま)との中間点で案内標識にリュックをひっかけて、立ったままで小休止する。

燕を「つばくろ」と読むのは、北アルプスの燕岳と同じである。いつか行ってみたい山だが、このくらいのアップダウンでひいこら言っていてはいつになるか分からない。5分ほど休んで出発する。

しばらくはおだやかなアップダウンだったが、燕山頂上の直前は等高線が混みあっている。1/25000図では、標高差200mほどの急傾斜のように見える。最初は、ところどころ岩が飛び出たロープのある急坂である。傾斜自体はロープなしでも大丈夫だが、足場が滑るので危ない。

このロープ場をクリアすると、今度は延々と続く階段である。はるか上まで続いていて、それで終わるかと思ったら下からは見えないだけで右に折れて階段は続いている。だんだん息が苦しくなる。でも、頂上はもうすぐのはずだ。

そして、すぐそこが頂上というところで、とうとう太ももが悲鳴を上げた。CW-Xの中で太ももが膨張して、破裂するのではないかと思うような痛みである。思わず、階段の足場になっている木の上に腰掛ける。

標高700mくらいでこの状態とは情けないが、こういう痛みはこれまでなかった。息が切れて階段に座り込むことは房総でも丹沢でも何回かあったけれど、こういう風に太ももが悲鳴を上げたのは初めてである。

10分くらいで何とか落ち着き、太ももの痛みも引いてきた。やはり、しばらく山歩きをしていなかったことが原因だろう。休んだ場所のすぐ上が燕山頂上で、山名標があるだけでベンチはなかった。

頂上にはベンチはないが、すぐ先にアンテナ塔が立っていて、そこに東屋がある。先客のシニア夫婦がいたので隅の方に座ってコーヒーを淹れ、ランチパックでお昼にした。

もう、時刻は午後1時半である。当初の予定では、3時20分頃に出るコミュニティバス・やまざくらGO(号)を目標に下山するつもりだったが、いまからでは間に合わない可能性が大きい。急いで下って転倒でもしたら大変だ。この時点で当初予定のバスはあきらめた。

足の調子を確かめながら、ゆっくりとアンテナ塔から下る林道を進む。ありがたいことに、車も通れる林道で太ももへの負担が小さく、登っている時の耐え難い痛みはなくなってきた。

(この項続く)

p.s. 「中高年の山歩き」、バックナンバーはこちら


雨引山までの道は、いつも手入れしている人がいるということで、たいへん歩きやすい。


ところが、雨引山を過ぎて燕山までの道はアップダウンがきつく道も心細くなり、房総の山に似たような感じとなる。


燕山の最後の登りは標高差200mを一気に登る。ロープ場から始まって、階段が延々と続き、太ももが悲鳴をあげた。


プロフィール

taipa

Author:taipa
3年前にリタイア、気ままなリタイア生活を送っています。
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