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琴平町の好感度が大幅ダウンして区切り打ちを終える 番外霊場金刀比羅宮(後編)

ほっとしたのは、金毘羅様の石段は1400段と記憶していたのだけれど、御本宮までの段数は785で、あとの700は奥宮までの段数だったことである。空港バスの時間があるので1400段登って下りられるかどうか心配であったが、予想の半分で済んだ。途中に平らな部分が何ヵ所かあるので、自然と休み休み登れるのもうれしい。

もしかすると、ばあさんを背負って登る笹川じいさんの銅像があるのではないかと心配したが、さすがにそういうものがあるのは田町近辺だけのようで安心した。「戸締り用心火の用心」のおじさんは、今の私より年とってから母親を背負って金刀比羅宮の石段を踏破した。かつては全国の競艇場にそうした像があったものだが、いまはどうなんだろう。

いよいよ御本宮まで最後の石段となった。参拝者はここにもたくさんいて、しかも中国系の団体客が多い。9月の北海道ではほとんど見かけなかったのだが、西日本なら大丈夫という読みだろうか。金毘羅様を信仰しているとも思えないが。

(注.2018年夏に北海道で大きな地震があり、交通機関や宿泊施設に影響が出て中国人観光客がほとんどいなかった。)

金刀比羅宮は明治の神仏分離以降この名前で呼ばれるようになったが、それ以前は神仏混淆の金毘羅様として知られていた。祭神は大物主神、もともと奈良の大神(おおみわ)神社に祀られている大和朝廷以前の神様である。ヒンズー教のクビラ神と習合して金毘羅大権現となり、農業・殖産・医薬・海上守護の神として、全国から広く信仰を集めた。

御本宮前からは、眼下に琴平市街の眺めが広がる。左手に善通寺市、右手は弘法大師建造の満濃池のある方向である。神前で、二礼二拍手一礼して区切り打ちが無事に完結した御礼を申し上げる。御本宮は渡り廊下で大物主神の后にあたる三穂津姫社につながっており、その向かいに神札授与所がある。ご朱印をいただく。札所と同じく300円である。

お参りを終えて表参道のグランドレベルまで下りると11時だった。ちょうどお昼の時間なので、呼び込みをしていたうどん店に入る。ぶっかけうどんにちくわ天を付けて610円。前日の出釈迦寺前のうどんよりかなり高いが、場所代込みだからこうなるのは仕方がない。

空港バスが1時過ぎだったので、日帰り入浴をすればちょうどいい時間になると思ったのだが、「湯」の大きな看板のあるホテルまで行くと、扉に「2017年12月をもちまして日帰り入浴を終了しました」と書いてある。これだけ大きく看板を掲げていれば温泉に入れると思うのは人情だと思うのだが(ホームページだって2018年10月には、「日帰り温泉でほっこりと」と書いてあった)。

あきらめ切れずに、日帰り入浴ありと看板のあったすぐ先のホテルに行くと、あっさり「日帰り入浴はやってません」と言われた。ここは鉱泉の沸かし湯なので、文句をいったところで熱いお湯が出てくる訳ではない。とはいえ、私の中で琴平町の好感度が大幅にダウンした一瞬であった。

仕方なく琴電琴平駅まで歩いて、自販機の飲み物とアイスクリームでゆっくりする。wifiが通じていたので、1時間ほどの待ち時間をつぶすのは苦にならなかった。空港バスの停留所に琴電琴平はないけれども、「大宮橋」バス停が琴電駅前である。

12時17分のリムジンバスで高松空港に向かう。予想通り渋滞はなく、ぽかぽかと日当たりがいいものだからバスの中で寝てしまった。高松空港にお遍路更衣室がないのは想定外だったが(四国の空港でここだけない)、トイレでなんとか着替え、14時のエアで羽田へ。この時間であれば、帰りの電車はラッシュ前に間に合う。

この日の歩数は23,257歩、GPSで測定した移動距離は10.9km、第9次区切り打ちの総移動距離は、壬生川から琴平まで182.2kmでした。

この日の経過
善通寺 8:10 →[7.2km]
9:50 琴平市街 9:50 →[1.8km]
10:30 金刀比羅宮 10:40 →[1.2km]
11:00 門前うどん店 11:15 →[0.7km]
11:25 琴電琴平駅(→[空港バス]高松空港)

p.s. 「四国札所歩き遍路」のバックナンバーはこちら


参道の土産物店街から785段ある石段もいよいよ最後。ここを登ると金刀比羅宮本宮。奥宮までさらに数百段ある。人が見えなくなることはない。


金刀比羅宮御本宮。明治以前は神仏習合で、海上交通の守護としてひろく信仰を集めた。


これだけ大々的に表示してあれば温泉に入れると思うのは人情だが、「湯」看板の下まで行くと「日帰り入浴の営業は行っておりません」と貼り紙がある。

プロフィール

taipa

Author:taipa
3年前にリタイア、気ままなリタイア生活を送っています。
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