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中高年の山歩き 宝篋山極楽寺コース(前編)

2019年は春の終わりに北岳に登って以来、しばらく山歩きをすることができなかった。

9月になっても暑い日が続き、台風も来た。9月終わりからお遍路歩きで、その最中に体調を崩してしまった。追い打ちをかけるように台風が続けざまに来て、全国各地で大きな被害を受けた。

ビジターセンターなどのHPを見ると、まだ奥多摩も丹沢も秩父も歩ける状態ではない。そもそも、登山道がどうなっているか確認すら終わっていないのである。そんな時期に、遊びに行くのも不謹慎である。そうこうしている間に冬になってしまい、気温をみると氷点下というところも少なくない。

ただ、あまり間を開けると足腰が弱ってしまう。房総は9月10月の暴風雨で被害が大きかったけれど、筑波山塊はそろそろ大丈夫だろう。あまり寒くならないうちに、宝篋山を歩くことにした。

12月6日の金曜日、この日は奥さんがパートなので、車が使えない。倍近く時間がかかるが公共交通機関を使う。電車・バスでこの山域に行くのは初めてである。成田線と常磐線で土浦まで1時間、7時20分の筑波山口行バスに乗る。

早い時間のバス停には長い行列ができていて驚いたが、ほとんどが土浦一高の生徒さんだった。ここを過ぎると、車内には空席の方が多くなる。30分ちょっと乗って、宝篋山入口バス停で下りる。

横断歩道を渡り、山沿いの道を少し入ると宝篋山小田休憩所である。50円のチップを入れて、トイレをお借りする。このチップは、ボランティア活動や山頂の忍性上人像の建設資金に使われるということである。

身支度を整えて、8時20分出発。風もなく穏やかな日和だが、翌日には冷たい雨になる予報で雲が多い。小さな流れの沢に沿ってゆるやかな坂を登っていくと、極楽寺コースと常願寺コースの分岐となる。前回、常願寺コースを登ったので、今回は極楽寺コースである。

極楽寺は現在鎌倉にあるが、その前身となったのがここにあった極楽寺である。両方とも忍性の開基による真言律宗の寺院で、鎌倉幕府のバックアップを受けて栄えた。小田は常陸守護である八田氏が小田城を築いたので、まずここに関東布教の拠点を置き、さらに幕府のある鎌倉へ移った。真言律宗の本拠は奈良・西大寺である。

かつての極楽寺は小田休憩所から宝篋山にかけての山麓にあり、五輪塔や地蔵菩薩石像、鎌倉墓と呼ばれる多くの石碑や祠が遺されている。それらの遺構を左右に見ながら、谷に沿って徐々に標高を上げていく。

初めは大きく聞こえていた沢の水音が小さくなると源流で、ここからは尾根に上がる急登である。急登とはいっても、ロープが下がっているような急斜面はほとんどない。つくば市のトレッキングマップに書いてある時間どおり、小田休憩所から純平歩道合流点まで50分で着いた。

(この項続く)

p.s. 「中高年の山歩き」、バックナンバーはこちら


前回は常願寺コースだったので、今回は極楽寺コースを登る。宝篋山に直接登るルートだ。


鎌倉時代に極楽寺のあった跡には、五輪塔、地蔵菩薩石像などが遺されている。


谷沿いの沢筋を詰め、そこから尾根までは急登になる。

プロフィール

taipa

Author:taipa
3年前にリタイア、気ままなリタイア生活を送っています。
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