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私が会社でうまくいかなかった理由 ~年金生活雑感12

この間就活について書いていて、あまり核心に触れていないような気がしたもので、しつこいようだけどもう少し。

ついこの間学校を出たように思うのだが、すでにサラリーマン生活から足を洗って今度で4回目の正月になる。前にも書いたけれど(バックナンバーこちら)、働かなくても何とか食べていけることについてはありがたいと思うものの、私のサラリーマン生活は決して心安らかなものではなかった。

常に仕事量に対してマンパワーが少ない状況を強いられ、いくら改善を要請してもなしのつぶてだった。かといって、私自身の成果が評価されたり感謝されたこともない。退職にあたり、数ヶ月分にあたる未消化有給休暇すら、何の配慮もしてもらえなかった。

会社にいる間は、私がいなくなってから思い知ればいいと思っていたが、いなくなった今ではそれぞれの分担を減らし、やらないことは見なかったことにして、後任者や取引先に迷惑をかけているんだろう。

そういうことをしていたら会社の活力はどんどんなくなるし、働いている自分達の健康状態にも影響を及ぼさない訳はないと思うのだが、まあ今となっては他人事である。

私がなぜ会社でうまく行かなかったのか、今ならなんとなく分かる。私は、会社の中で地位が上だったりおカネがあるからといって、頭がよくなかったり人間的に劣っている人間にへりくだるということをしなかった。おそらくそれは、会社人間たちにとって、自分達の秩序に逆らう、挑戦する態度に見えたに違いない。

会社の中では、大勢に従い長いものに巻かれるのが正義なのである。私にとって、きたないものを生理的に受け入れられなかったり、ルールを守らないことに嫌悪感を覚えるのと同じことで、私に耐えられないことが彼らには当り前のことだったということである。

大勢に従い長いものに巻かれることは、カネを評価軸としてすべての価値観に優先させることにニアリーイコールである。直近の自分の評価を上げ給料やボーナスを上げるためには、仕事をきちんとするより影響力のある上司にゴマをすった方が効果がある。そんなことをしても、長期的にはおカネには結びつかないのだが。

私が長年いた会社では、上司への付け届けの噂がちらほら聞こえてきたけれども、私はしたことがない。虚礼廃止で、そういうことはしないようにと通達があったからである。

実際には、そんなことに血道をあげる人ばかりだったのだろう。書庫は未整理の書類が十何年分も積み重なり、会議室には未決済の書類が何ヶ月分もたまっていた。すでに他部署に異動した上司の決裁を経ない書類が放置されていた。

さまざまの規則で、そうした事務処理はきちんとしなければならないと定められていたので、私はそういうことをきちんとすべきだと思い、結局ほとんど一人で、派遣社員さんの助けを借りながら黙々と整理した。でも、そんなことで未取得の有給休暇がたまったところで、それは自業自得だと多くの連中は考えていたのである。

会社でうまくやっていくためには、私の逆をすればいい。自分の仕事は何かを自分で考えず、指示されたこと、他の人達がやっていることだけをする。就業規則やルール、それらの根拠となっている法律・規則を熟知することよりも、暗黙のルールや人の顔色をうかがうことに注力する。影響力のある上司のご機嫌を取り結ぶ。

そんなことをしている組織に将来があるかどうかなんてことを考える必要はない。たいていの場合、問題が顕在化する時には自分はいないし、後から責任を追及されたところで取締役にでもなっていない限り何の問題もないからである。

そうして、多くの組織が腐敗していくけれども、そういう組織を選んだのは自分である。そうでない組織があるのかどうか、私にはよく分からない。

p.s. 年金生活のバックナンバーはこちら

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taipa

Author:taipa
3年前にリタイア、気ままなリタイア生活を送っています。
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