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カネロ、コバレフをKOしWBOライトヘビー獲得

WBO世界ライトヘビー級タイトルマッチ(11/2、ラスベガスMGMグランド)
サウル・アルバレス O TKO11R X セルゲイ・コバレフ

NFLを見るためにDAZNを契約していたら、おまけでカネロの試合が付いてきた。ドーピング疑惑のあるカネロをとりあげたくはないが、何しろボクシング界で今一番ギャラの高いボクサーだし(この試合で3000万ドル・33億円!!)、誰かのようにドーピング検査を拒否している訳ではないようなので、イエローカード1枚扱いで。

私の採点は10ラウンドまで96-94カネロ。コバレフに振った4Rはカネロがほとんど手を出さなかったラウンドなので、終始カネロのペースで進んだ試合であった。

それにしても、11RのKOシーンは鮮やかだった。アミール・カーンの時は相手がウェルター級だったので、あのくらいの決め方をしてもらわないと困るが、今回はライトヘビーである。試合全般を通じ同じ軌道でボディをさんざん攻められていたので、左フックの上はコバレフもよけ切れなかった。そして、アミール・カーンの時と同じ右ストレート一発である。

コバレフ自身、アンドレ・ウォード戦以降かつてのような破壊力も頑丈さもなくなってしまったので、この結果にはあまり驚かない。そして、ミドル級のボクサーがライトヘビーで通用するかという問題にも、ロイ・ジョーンズやホプキンスがすでに答えを出している。

さらに、ライトヘビー級のトップ戦線は、すでに同じ旧ソ連圏のベテルビエフとビボルに移ってしまっている。コバレフの力は、彼らより一枚落ちる。それでも、とにかくライトヘビーの現役チャンピオンを破った訳だから、4階級制覇には異議のはさみようがない。

(中継を見ていたら、「4階級同時王者」と言っていたような気がするが、その中には例のフランチャイズ王者も含まれているので、あまり意味がない。)

それにしても、DAZNと高額契約を結んだカネロは、これからどこに行こうとしているのだろうか。175ポンドの体を作ってしまったボクサーが160ポンドに戻すというのは無理で、ロイ・ジョーンズがヘビー級で戦った後、急に弱くなった実例もある。

上の階級の強豪(しかも下り坂の)と戦うという戦略はすでにパッキャオがやったことだが、カネロがここから上となるとクルーザーに行くしかない。ライトヘビーは175ポンド、クルーザーは200ポンドだから25ポンド、10kg以上重いクラスである。

それでも、ロイ・ジョーンズがヘビー級まで上げているから、相手を選べば可能性はなくはないだろう。ただ、今回は米国でも名前が売れているコバレフだからビッグマッチになったが、そういう相手がいるかどうか。

そしてクルーザー級は、4団体統一王者であったウシクがヘビー級に転向して、混戦状態である。しぱらくはライバル同士がつぶし合う戦いとなりそうなので、ビッグマッチという状況ではなさそうだ。そして、ライトヘビーより25ポンド上となると、一発もらって終わりというリスクは格段に大きくなる。

今回のカネロも、体だけみるとチャベスJr.がライトヘビーにいた時よりも絞れていたように見えたし、実際コバレフにKOパンチを叩き込んだのだからパワーの点では問題なさそうだ。

一方ディフェンス面はというと、スーパーウェルターの時のように目の先三寸で見切るという訳にはいかず、コバレフの手打ちパンチをちょこちょこ当てられていた。これがビボルならもっと効かされていたいたはずだし、ベテルビエフには圧力負けしたように思えた。

ただ、そうしたマイナス評価はあるにしても、KOシーンの鮮やかさはなかなか見られないもので、DAZNに感謝である。WOWOWを解約しても、こうした試合がライブで見られるのはありがたいことである。

p.s. ボクシング記事のバックナンバーはこちら


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taipa

Author:taipa
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