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10月は温暖化で9月になった?

今日で10月が終わるけれど、それにしても台風で散々な10月だった。

小学校の理科で、10月は高気圧が優勢となるので、台風は沖縄から西にフックするか三陸沖を東にスライスすると習ったものだが、短期間に3つも来られてはたまらない。わが千葉県でも、大きな被害を受けることとなった。

最初は、9月の台風15号だった。これはかつての台風シーズンなので時期的には驚かないが、東京湾を進んでくる貨物船のようなコースはこれまでなかったものであった。わが家でも気圧計が970hPaという見たことのない数字になったのは、前に書いたとおりである。

10月の連休には、かつてない規模の大型台風19号が直撃すると大騒ぎになった。この時期、実をいうとお遍路歩きから帰った直後で体調がよくなくて、外に出かけるどころではなかったので、家でおとなしくしていた。

奥さんが災害準備であたふたしていて、ホームセンターに行っても水もないしガムテープもないと言っていたのをぼんやり聞いていたくらいである。この台風は、以前は9月のコースといわれた直撃コースをとって、予報通り上陸した。

幹事長はそれほどでもないと言っていたようだが、被害はそんな生やさしいものではなかった。千曲川はじめ多くの河川が氾濫し、多くの家々が浸水し、丹沢・奥多摩・秩父近辺の山はいまだに登れるような状況ではない。

三発目の台風21号は、10月下旬になってやってきた。この台風については19号の時のように気象庁も大騒ぎせず、天気予報でも東海上を通過するので関東地方には大きな影響がないと言っていたのである。

ただ、これも前にも書いたけれど、最近の天気予報は天気図をほとんど出さない。アメダス映像があればいい方で、大抵はその日の時系列雨情報だけである。しかし、台風の影響を心配しなくてもいい天気図ではなかったのである(下図)。

確かに、台風の「風」の影響は進行方向の北東側でより大きくなる。風速は多くの場合、気圧の低さと比例するから、台風本体の直撃には強風を心配しなくてはならない。

しかし、遠く沖縄にある台風が前線を刺激して東日本で大雨になるというのは、さして珍しいことではない。まして、台風がいるのは日本列島からさほど遠くない距離である。なのにこの時、小笠原にいたときより台風情報は少なかったのである。

そして、台風が行ってしまった後になって、今回の大雨は台風からの湿った空気が大量に流れ込んだからなどと言っているのである。分かっているなら、最初からちゃんと情報を提供しろということである。それとも、官邸あたりから大騒ぎするなとクレームがあったのだろうか。

実はこの台風が来た週末、わが家のすぐ近くの習志野カントリークラブでゴルフの大きな大会があって(タイガー・ウッズが優勝したやつ)、大量の車が流入して道路も駐車場もたいへんな混み様だと奥さんが言っていたので、スポーツジムにも行かず家でうだうだしていた。そうしたら、見たこともないような激しい雨である。

この日も、隣の佐倉市はじめ千葉県各地で河川が氾濫して道路や住宅が浸水した。大きな河川ではないので水位の情報はあまり出ないけれど、中小河川であってもあふれる時はあふれる。そして、川幅が狭く堤防も低いので、今回のような短時間集中豪雨には弱いのである。

こうした一連の災害は、すべて原因は台風である。そして、ニュースで言っていたが10月は3分の2が雨の日だったそうである。まるで。昔の9月のようだ。

春にしたところで、ようやくストーブを片付ける頃になるとすぐ真夏日で、エアコンがないと過ごせない陽気になる。業平は「春や昔の春ならぬ」と詠ったが、千年経って本当に昔の季節ではなくなってしまった。温暖化の影響と一言で言ってしまえばそれまでだが、10月は昔の9月だと思わないと年寄りにはやってられないのである。

p.s. 「なんとなく思うこと」、バックナンバーはこちら

tenkizu_20191025.png
2019年10月25日正午の天気図。千葉県の短時間集中豪雨はどうみても台風の影響なのに、この時点では台風の「た」の字も出なかった。

プロフィール

taipa

Author:taipa
4年前にリタイア、気ままなリタイア生活を送っています。
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