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歩き遍路モデルプラン 阿波編(2)

先週に引き続いて、歩き遍路モデルプラン阿波編の後半。鶴林寺から平等寺に至る3度の峠越えは、焼山寺に勝るとも劣らない遍路ころがし。民宿の廃業で泊まる場所が限定されてしまうのもネックとなる。

[5日目]前日泊・大日寺周辺、当日泊・徳島市内
8:00 十三番大日寺 [移動50分] → 8:50 十四番常楽寺 [お参り25分・移動15分] → 9:30 十五番国分寺 [お参り25分・移動35分] → 10:30 十六番観音寺 [お参り25分・移動50分] → 11:45 十七番井戸寺 [お参り40分・移動120分] → 14:25 徳島市内 

十四番から十七番は市街地にあり、コンビニや商店・食堂の心配はあまりない。一方で、交差点や信号が頻繁にあるので、距離の割に時間がかかるのが痛しかゆしというところである。

この間の札所はこじんまりまとまっているお寺が多く、あっさりお参りできてしまうかもしれない。国分寺の庭園や観音寺の仏足石、井戸寺の七仏薬師如来をゆっくり見る時間はある。

井戸寺から徳島市内まで市街地の舗装道路歩きで、交通量が多く休憩所もない。天気がよければ、眉山の脇を抜ける地蔵峠遍路道を歩いてみるといいかもしれない。JR地蔵橋駅あたりまで歩いて翌日そこからスタートすれば、日程がかなり楽になるし騒がしい市街地を迂回できる。

宿泊は徳島市内を想定したが、恩山寺の近くまで歩いて、余裕ができたら取星寺や星の岩屋に寄るというスケジュールもある。あるいは、このあたりで1日予備日をとり、休養したり洗濯物の整理、ジムワークで体調管理するのもいいかもしれない。徳島市内には公共のスポーツジム、プールがある。

[6日目]前日泊・徳島市内、当日泊・道の駅かつうら周辺
8:00 徳島市内 [移動180分] → 11:00 十八番恩山寺 [お参り30分・移動70分] → 12:40 十九番立江寺 [お参り30分・移動180分] → 16:10 道の駅ひなの里かつうら

徳島市内からスタートした場合、よほど早く出なければ鶴林寺まで歩くと日が暮れる。そして、鶴林寺には泊まるところがないので、どちらかの麓に下りるしかない。山の中になるので、現実的には難しい。

モデルプランでは、道の駅かつうら周辺に泊まることとした。ここまで「ふれあいの里さかもと」が送迎してくれるし、バスもある。歩きに限定する場合には、道の駅近くに民宿がある。

距離的にはそれほどハードではないので、「ふれあいの里さかもと」まで歩くことはできそうだ。あるいは、立江寺から取星寺に寄り道して、道の駅に向かうことも可能。コンビニは沼江ローソンが有名だが、道の駅もあるので、それほど心配しなくても大丈夫。

別格三番慈眼寺は、道の駅かつうらから車道を約16km、片道4時間。ふれあいの里さかもとから2時間弱で着くようなので、ここに泊まって往復するといいかもしれない。

[7日目]前日泊・道の駅かつうら周辺、当日泊・平等寺周辺
7:00 道の駅ひなの里かつうら [移動120分] → 9:00 十九番鶴林寺 [お参り40分・移動180分] → 12:40 二十番太龍寺 [50分・240分] → 17:30 二十一番平等寺[お参り翌日] 

問題はこの日である。鶴林寺、太龍寺と2度の山登りがあって、平等寺までも峠越えである。太龍寺の麓にある民宿坂口屋は歩き遍路にとってありがたい場所にあったのだが、廃業して久しい。

となると、宿のある平等寺まで歩く他ないのである。そのため活動開始を7時としているが、宿もそのあたりは分かっているので朝食は早くから用意してくれる。昼食を調達できる場所もないので、おにぎりをお願いしておくのが大切(ふれあいの里さかもとではチェックイン時に注文)。

平等寺到着は午後5時半になるが、宿坊も民宿も門前にあるので、5時を過ぎても翌朝タイムロスなくお参りすることができる。翌日のスケジュールに余裕をみているので、時間に追われて無理をすることはない。

[8日目]前日泊・平等寺周辺、当日泊・薬王寺周辺
8:00 二十一番平等寺 [お参り25分・移動65分] → 9:30 鉦打へんろ小屋 [休憩10分・移動110分] → 11:30 由岐 [20分・70分] → 13:00 木岐[15分・105分] → 15:00 二十二番薬王寺[お参り40分]

私は平等寺からJR駅まで歩いて阿南に泊まったけれど、電車の本数がないので行き帰りが不便である。やはり、平等寺に宿をとるのがいいかもしれない。

平等寺に泊まれば、月夜御水庵から釘打(かねうち)に出る県道が最短距離。そして、釘打から山道コースと海沿いコースに分かれる。山道コースも国道なので危険個所はなく交通量も少ないが、休む場所があまりなくて時々歩道がなくなる。

調べてみると、海沿いコースには1時間置きくらいに休憩所があるし、景色もよさそうなのでモデルプランにはこちらをあげておく。距離的には山道コースよりやや長いようだが、この日は薬王寺までなので問題ないと思う。

日和佐が近づくと、コンビニや食堂・売店を見つけるにはそれほど苦労しない。

[9日目]前日泊・薬王寺周辺、当日泊・海部周辺
8:00 二十二番薬王寺 [移動90分] → 9:30 打越寺 [お参り30分・移動120分] → 12:00 牟岐 [20分・130分] → 15:30 海部

薬王寺を出ると、室戸岬まで札所はない。ひたすら歩くだけである。ただ、途中に別格四番鯖大師があり、すぐ近くなのでお参りしておきたい。鯖大師には宿坊があり翌朝のお勤めもできる。

翌日のスケジュールから、海部かできれば宍喰まで歩いて、夕方のバスで鯖大師に戻ってくるのがお薦めである。歩き限定の場合には、遊遊NASAかリビエラししくいが候補になる。他にも民宿はいくつかある。

薬王寺から約6kmの打越寺は、阿波の殿様が指定した駅路寺のひとつで、藩政時代には宿場の役割を果たした。街道沿いなのでお参りしておくのもよい。

阿波海南近くにある「へんろ小屋香峰」は、へんろ小屋プロジェクトの第1号。国道55号沿いの便利なところにあり、へんろ小屋が全部このレベルならいいのにと思うくらいである。水場・トイレ完備。

[10日目]前日泊・海部周辺、当日泊・尾崎橋周辺
8:00 海部 [移動90分] → 9:30 道の駅宍喰 [休憩20分・移動130分] → 12:00 東洋大師 [20分・210分] → 15:50 佐喜浜[20分・50分] → 17:00 尾崎橋

10日目に県境を越えるが、問題は泊まる場所である。移動手段が歩きだけならば、尾崎橋周辺のロッジ尾崎ないし民宿浜増以外の選択肢はない。必然的に、前日の宿泊地は海部ないし宍喰にせざるを得ない。

ただ、バス移動を許容すればちょうどこの時間に室戸行のバスがあるので、バスで移動して翌朝戻ってくる方法がある。いずれにしても、宍喰から室戸岬までだと、日のあるうちに到着しない。

海岸沿いの歩きなので、若干のアップダウンを除けば海を見ながら平らな道が続く。問題は、休憩場所とトイレがほとんどないことである。特に、東洋大師のある野根を出てから佐喜浜までの15kmは要注意で、自販機もほとんどない。

私はもう少し先の椎名まで歩いて、バスで移動し室戸岬に宿をとった。区切り打ちの場合、このあたりからでも徳島空港・関西空港に戻るバス便が多くあるので、便利である。

(この項続く) 

p.s. 「四国札所歩き遍路」のバックナンバーはこちら

表2 阿波の札所・所要時間参考資料(2)
modelplan_awa2.jpg

注.立江寺~鶴林寺間は車道10.7kmと登山道3.2km。鶴林寺~平等寺間の車道は大幅な迂回ルートとなるため、登山道の距離を示した。その他は車道距離。

プロフィール

taipa

Author:taipa
3年前にリタイア、気ままなリタイア生活を送っています。
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