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お遍路歩きをしている人数は明らかに減っている 六十六番雲辺寺(その4)

10分休んで再びリュックを背負う。ここから先は例の四国のみちで、雲辺寺まで2kmと標識がある。四国のみちは県境の境目トンネルに入る前、法皇休憩所のあたりから曼陀峠に入り、尾根道をここまで歩く。距離的にはやや長くなるが、四国のみちのページをみると佐野集落経由と所要時間はほとんど変わらない。

戸川公園のボランティアさんの言っていたとおり、ここから先は比較的楽だった。傾斜は急ながら舗装されていて、時々車も通る。右足と左足を交互に出していれば、いつかは目的地に着くというコースである。

しかも、道標に残り距離まで出ている。いくら山道は距離じゃなく標高差だといっても、一応の目安になることは間違いない。天気もよく風もなく、歩くには申し分のない気候である。

唯一心配なのは水が残り少ないことであったが、残り1.3kmほどに水場があった。木々が短く伐採され、下は石垣になっていて、上の方から黒い水道用パイプで水を引いてある。付近の看板をみると「四国電力管理地」とあったので、大丈夫だろうと飲んでみた。500mlのペットボトルが空だったので、ここで補充した。

林道合流地点から雲辺寺まで、2kmを1時間15分ほどかけて歩いた。その間、車で通る人は何人もいたのだけれど、遍路歩きの人に追い抜かれることもなければ、すれ違うこともなかった。それは、下りの小松尾山までの間も同様である。

考えてみれば、今回の区切り打ちでは、追い抜かれたのは横峰と佐野の2人の外人さんくらいで、すれ違った人はいなかった。お寺の近くにお遍路姿の人はいたけれども歩きかどうか分からないし、騒がしいのでパスした延命寺前のグループも納札に来なかった。

こんなことは、去年・おととしの遍路歩きではなかった。横峰の平野林道で作業していたおじさんが言っていたように、1日に何人かはいるのだろうが、逆に言えば何十人という単位でないということである。10月といえば秋のお遍路シーズンである。お遍路歩きをしている人の絶対数は、明らかに減っているのではないかと思う。

水場で飲料水を補充し、坂道をさらに500mほど登ると、道はカーブとなり向こうから来た道と雲辺寺に至る道の三叉路となる。ここが残り1km地点で、「四国のみち」の半分消えかかった大きな看板がある。いい加減塗り直せばいいのにと思ってよく見ると「環境庁」と書いてある。ずいぶん古くからこのままのようだ。せっかく小泉大臣になったのだから、予算が付けばいいのだけれど。

そして、このあたりは東西南北いろいろな土地に下りることができるようで、このまままっすぐ下ると、徳島県の阿波池田市に出ることになるらしい。途中で折れると香川県の三豊市、雲辺寺を経て進めばこれから目指す観音寺市である。

この地図看板の先で車道とへんろ道は分かれるが、結局合流するのでどちらを通っても同じことだろう。だんだん道が立派になってくると、雲辺寺である。

順打ちの遍路道を通って来ても山門は通らず、境内の途中、本堂の横あたりから入ることになる。何だかロープウェーで参拝する人を念頭に置いているような気がして寂しいが、それが実際のところだから仕方ないのかもしれない。

10時15分到着。佐野集落から3時間、椿堂から5時間かかって、八十八札所最高標高を誇る雲辺寺に着くことができた。

(この項続く)

p.s. 「四国札所歩き遍路」のバックナンバーはこちら


登山道から車道に合流してからは、登り坂ではあるが舗装道路で歩きやすい。途中に水場があり、飲み水を補給した。


雲辺寺まで残り1kmのあたりに四国のみちの古い看板がある。ところどころ字が薄くなって読みにくい。


雲辺寺に到着。遍路道からだと、山門からではなく本堂の横に直接出る形になる。

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taipa

Author:taipa
3年前にリタイア、気ままなリタイア生活を送っています。
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