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民宿岡田のある佐野集落を通過 六十六番雲辺寺(その2)

このあたりは愛媛・香川・徳島3県の県境にあたり、国道192号を直進する境目トンネルは愛媛県から徳島県に入る。直接香川県に入る曼陀峠は通り過ぎた「しんきん庵」のあたりから左折して山道になるが、今回はオーソドックスに国道を通って佐野集落から登る計画としていた。

このあたりのルート選択は、前日に戸川公園のボランティアさんとも話になったが、慣れないうちはこの道が一番いいでしょうということであった。

「佐野から林道に出るまでの登りはきついですが、その後はさほどのことはありません。先日の台風でも特に被害があったとは聞きませんので、大丈夫だと思います。でも、その後観音寺までは結構長いですね」

境目トンネルに入ったのは午前6時25分、歩き始めて1時間を過ぎたあたりだった。17分歩いてトンネルを越える。すると、あたりは霧の中だった。

気温表示があって、通過時点の気温は9℃。椿堂から登ってくる途中でも、山の上に雲がかかっていたのは気づいていたが、こんな霧がかかっているということは、下から見ると雲の中ということである。昨日までよく晴れていたのに、山の天気は油断ならない。

トンネルを出て間もなく「水車」というドライブイン・食堂があると遍路地図には書いてあるが、残念ながら廃業していた。結構大きな建物なのだが、この場所ではそんなに客は来ないだろう。同じ名前の真念庵「水車」は大丈夫だろうか。

「水車」のあたりで、後から来た外人さんに抜かれる。この時間ここにいるには、私同様に川之江からタクシーを使ったか(別のタクシー会社でないと空いてなかった)、でなければ野宿である。「しんきん庵・法皇」で見た顔とは違ったような気がするし、廃バスに泊まったのだろうか。聞いてみればよかった。

さて、真念「道指南」では、三角寺の後で奥ノ院(現在の別格十三番札所仙龍寺)に寄る場合も寄らない場合も、現在の椿堂ルートで阿州国境の坂を越えるとある。第一目的地は佐野村。ここに番所があった。

現在ここに、雲辺寺のこちら側でほとんど唯一の宿である民宿岡田がある。トンネルを出て1kmほど歩いて側道に入り、二宮金次郎の立つ学校脇を抜けると、民宿岡田があった。午前7時半通過。

TVでよく見る顔のおじいさんが、放送と同じように物干場に浴衣を干していた。挨拶をして通り過ぎる。椿堂下から2時間余りだから、昨日峠越えをすれば午後6時過ぎに到着した計算になる。無理すればなんとかなるかもしれないし、夕方の登り坂ではこんなに早く歩けなかったかもしれない。

いずれにしても、ホテルに6時に着くのと、民宿に6時に着くのは大違いである。民宿であれば午後4時には着きたいものだし、椿堂の時点で午後4時だったのでかなりあせっただろう。つまり、伊予土居スタートで民宿岡田というのは、かなり飛ばさないと無理ということである。

民宿岡田に泊まるのであれば、前日は伊予三島泊まりが安全である。伊予三島ならビジネスホテルが多いし、隣の川之江という手もある。そうすれば、翌日の観音寺までの時間も2時間早くなる訳だから、雲辺寺の登り下りもそれほどあせらずに済んだと思う思われる。地図だけで計画を立てるのは難しい。

(この項続く)

p.s. 「四国札所歩き遍路」のバックナンバーはこちら


境目トンネルを越えると、あたりは深い霧に覆われていた。


国道から左へ、佐野集落への側道に入る。


佐野は、江戸時代に阿波の番所があったところである。傍らを流れるのは馬路川の支流で、やがて吉野川となり徳島へと流れる。

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taipa

Author:taipa
3年前にリタイア、気ままなリタイア生活を送っています。
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