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四国札所歩き遍路 六十五番三角寺(前編)

ビジネスホテルMISORAの夜、午後10時から朝の3時まで一度も起きずに熟睡した。3時からは寝たり起きたりで、リュックが重いためか背中がとても痛い。5時を過ぎたので国道沿いのすき屋まで歩く。5時からやっている朝定食を食べるためである。まだ星がくっきり見えて、これから進む東の中空にオリオン座が鮮やかだった。

納豆定食320円は格安である。帰りに自販機で、地元プライベートブランドの栄養ドリンク110円を購入。タウリンが1000mg入っているので、リポビタン並みの効果は期待できる。再び部屋に戻って支度すると、ほどなくバスの時間になる。ホテルの滞在時間は12時間、洗濯して眠って支度したらもう出発の時間である。

背中は痛むけれども、足はほとんど痛まない。おととい横峰寺の登り下りがあって、前日は約30km歩いて疲れは出ているはずだが、太腿もふくらはぎも大丈夫だし、マメもできていない。前日、延命寺で松の木をさすったご利益だろうか。背中もさすっておけばよかった。

とはいえ、この日はまたもや長丁場である。まず伊予土居から伊予三島まで10km歩いて、それから三角寺への登り。三角寺から椿堂に出る予定であるがどういう道なのか分からないし、時間によっては三角寺から川之江市街に直接戻るかどうか決断しなくてはならない。

6時40分のバスで伊予土居に向かう。昨日歩いた道をほとんど止まらずに飛ばして行く。7時10分過ぎにコープ前バス停着。乗車時の㌔ポストが176.4、下車時が164.9だから11.5km、約3時間分進んだことになる。この数字は徳島までの距離を示しているが、高松までの距離はすでに100kmを切って2桁になっている。

バス停近くのセブンイレブンへ寄って買い物をし、いよいよ伊予三島に向けて歩き始める。前日から、歩いていると方々で太鼓の音がした。どうやら秋祭りのようで、このあたりは山車を引いて収穫を祝うようだ。まだ時間が早いので太鼓は鳴らないが、山車を格納してある場所やスポンサーの名前を貼り出した掲示板がある。この日は土曜日、お祭りもたけなわだろう。

(どこかで聞いたのだが、土曜日だからお祭りという訳ではなく、このあたりのお祭りは曜日にかかわらず10月13-15日に行われるようだ。ということは、13日土曜日の宿がどこも満杯だったのも無理はない)

前日に引き続き天気はいい。ほとんど平坦でまっすぐな道なので、快調に足が前に出る。最初の4kmを13分ずつのペースで歩いて、土居ICの入口で一休み。ベンチ・休憩所はなくて、立ったままなのであまり休んだ気がしないが、それでも小刻みに立ち止まって水分を補給するので疲れが少ない。

いざり松のご利益か、区切り打ち4日目にしてようやくペースがつかめてきたようだ。次の4kmも13分・14分・14分・13分で通過して、伊予三島市街の入口に到着した。朝早く出た甲斐があって、まだ9時半前である。下り坂の正面に瀬戸内海、その前の埋め立て地に工場の煙突が見える。

伊予三島市と川之江市が合併して四国中央市となったが、もともとJRの隣駅だし市街地はほぼ続いている。旧・伊予三島市はエリエール大王製紙の企業城下町といわれるが、名前からしてもともと三嶋神社の門前町のはずで、三嶋神社の本社はおなじみ大三島の大山祇神社である。伊予三島としてはそちらが伊豆三島と名乗れといいたいところかもしれない。

いよいよ市街地に入ってくると、ロードサイド店やいろいろなビルが国道の両側に並ぶようになり、やがて海側と山側の二つの道に分かれる。海側の道は市街に入るもともとの国道11号で、山側は市街を迂回するバイパスのようだ。そして、山側を進む方が、三角寺には近い。

バイパスに入り坂道を登るとファミマがあった。イートインコーナーはなかったが、バナナミックスフラッペで一息つく。前年のお遍路歩きからファミマのフラッペは指定飲料となっており、水分と栄養補給を一度にできるのでうれしい。時刻は9時50分、三角寺まであと5km、お昼前には着けるかもしれない。

(実際にはここから先は山道があるし、遍路地図の距離表示がいい加減なので5kmよりずっと長かった)

(この項続く)

p.s. 「四国札所歩き遍路」のバックナンバーはこちら


6時40分のバスで昨日の伊予土居駅付近に戻る。四国中央市に入り、高松まであと100kmを切った。


右手の稜線は、新長谷寺から三角寺に向かう。伊予三島まで、ゆるやかに坂を下って行く。


伊予三島市街に入り、バイパスに沿って右折する。

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Author:taipa
 

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