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井上IBF王座吸収、WBSS決勝へ

IBF世界バンタム級タイトルマッチ(5/18、英グラスゴー)
井上尚弥 O TKO2R X エマニュエル・ロドリゲス

スコットランドでも日本でも井上の強さは変わらず、またも序盤KOでドネアの待つWBSS決勝へ駒を進めた。

1Rを見て驚いたのは、足を使うと思われたロドリゲスが前に出て、井上が下がりながら迎え撃ったことである。ディフェンスも巧い井上はほとんどのパンチを見切っていたが、距離の違いがあるのか芯ではないものの何発かクリーンヒットをもらっていた。

この1Rの前進がロドリゲスの作戦だったのか、あるいは伝えられる減量苦で勝負を急いだのかは分からない。いずれにしても、2Rに井上が腰を入れた攻撃を始めると、左フック一発でほぼ勝負を決めてしまった。

おそらく、日本人選手が英国で世界タイトルを獲ったのは初めてのはずだが、そういう新聞向けキャッチコピーなどどうでもいいくらいのパフォーマンスであった。何よりのことである。

半世紀以上ボクシングを見て来て、井上のように世界レベルで活躍できる選手を見ることができたのは大変うれしいことである。もちろん最近でもWOWOWで解説していた西岡や、三浦、亀海といった選手がいて、さかのぼれば西城正三、柴田国明も海外で実績を残したのだが、井上ほど世界レベルで注目を集めた選手はいなかった。

グラスゴーの会場でも、ロドリゲス入場の時にはブーイングが聞こえ、井上入場の時には大歓声だった。在留邦人や日本からの応援団もいたのだろうけれど、現地のボクシングファンにも井上は注目されていたということである。

長谷川や山中、内山が世界のリングで戦っていれば、井上のように活躍できたかどうかは分からない。分からないけれども、国内限定で世界レベルの相手と戦わない間にピークを過ぎてしまい、実力を証明できなかったことは間違いない。

国内限定で戦うことにより生活の安定は確保することができただろうし、それは決して否定することはできないけれども、井上はもしかするとパッキャオのように、彼らとは桁の違うビッグマネーファイトの機会が得られるかもしれない。

井上のここ最近の試合を見ていると、「石の拳」ロベルト・デュランのように感じることがある。デュランはライト級時代から、石松とか小林弘、ブキャナンといった連中をKOしてきたし、歳とって階級を上げてもライバルに恵まれた。

井上の次の試合は決勝のドネアだが、WBSSを勝ち進めなかったゾラニ・テテやライアン・バーネットも井上との対戦を希望しているようだ。トップランクもそのあたりを見込んで契約したのだろう。そして、リゴンドーの引退に間に合うかどうか、井上の今後には楽しみが一杯である。

(諸般の事情によりWBA"レギュラー"ベルトが懸けられなかったが、あまり関係なかったのでコメントしませんでした。)

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