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テテvsドネア、WBSS準決勝

注.記事を上げたとたんにテテの負傷欠場が発表されました。せっかく書いたのでそのまま残しておきます。

WBA/WBO世界バンタム級タイトルマッチ(2019/04/27、米ラファイエット)
Oゾラニ・テテ(28勝21KO3敗) 1.2倍
  ノニト・ドネア(39勝25KO5敗) 5.2倍

この対戦の公式タイトルはDonaire vs Teteである。ドネアが前に来るのである。確かに知名度ではドネアがかなり上回るが、現時点の実力比較ではテテに軍配が上がる。オッズもそのとおりだが、ロマチェンコ、クロフォードと比較すると接近している。

ノニト・ドネア36歳。同郷の先輩パッキャオがまだ戦っているから現役でもおかしくはないだろうが、すでにピークを過ぎていることは疑いない。前の試合はバーネットの負傷リタイアで勝ち進んだが、さすがにここは厳しいだろう。

ドネアのピークがシドレンコ、モンティエル、ナルバエスを連破したバンタム級であることに異議を唱える人はそれほど多くないと思う。その後スーパーバンタム、フェザーと制覇したものの、リゴンドーに敗れ、ウォータースに敗れ、マグダレノに敗れるに至ってはすでに往年の力はない。

そのバンタム級に7年振りに戻ってのWBSS、さすがにどうかと思っていたが、バーネットのアクシデントで勝ち上がった。こういうアクシデントは何年かに一度あり、かつてビタリ・クリチコが肩の負傷で、日本でもイーグル京和がやはり肩を痛めて途中リタイアしている。

バンタム級に戻って2戦目ということで、緒戦より体調面では上向いているものとみられるが、問題はかつての力量が戻っているかどうかである。パワーはさほど落ちないかもしれないが、スピードと反射神経は36歳という年齢が響くとみなければならない。

かたやテテ。南アフリカの選手はパワーがあるのにもろいところがあり、パッキャオ出世のきっかけを作ったリーロ・レジャパが思い出される。井岡に負けたソーサに敗れているのも評価を下げる。

とはいえ、ソーサに敗れた2012年以来6年以上負けなしで、その間にポール・バトラー、オマール・ナルバエスといったビッグネームに勝っている。1回戦のアロイヤンもキャリアは浅いものの難敵で、井上兄以外の日本選手が勝つのは難しい選手だった。

ただし、28勝21KOの数字ほど決定力があるタイプではなく、アロイヤン戦もダウンを奪って決めきれず、日本で帝里木下とやった試合もコントロールしたもののダウンなしだった。

リゴンドーやカール・フランプトンのパンチに耐えることのできたドネアを圧倒するのはきついかもしれないが、スピードと機敏さでは優位にあると思われ、決勝進出をかけてモチベーションも高いはずだ。テテの中差判定勝ちを予想する。

p.s. ボクシング観戦記のバックナンバーはこちら

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taipa

Author:taipa
3年前にリタイア、気ままなリタイア生活を送っています。
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