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中高年の山歩き 筑波山(前編)

わが家から奥多摩よりも丹沢よりも、さらには房総より家に近いところに山がある。それも深田百名山である。その名は筑波山、晴れた日には平野部から立ち上がった双耳峰が家からでもよく見える。

でも中学の遠足以来約半世紀、ドライブに行ったことはあるが登ったことはない。高尾山や鋸山と同様、頂上までロープウェーやケーブルカーが通じていて売店がにぎやかなところに、あえて登りたいと思わなかったからである。

ただ、よく調べてみると結構おもしろそうだ。遠くからは2つの峰だけが独立して立ち上がっているように見えるが、山塊が南北に連なっていてとても1日ですべて歩ける広さではない。

朝ゆっくり出発して、歩けるのもいい。という訳で、まずは主峰の筑波山を目指すことにした。珍しく奥さんも来るというので、天気の良さそうな日を選んで行ってみることにした。

2019年3月19日、やや曇りがちながら風はなく、穏やかな山日和であった。7時前に家を出て、神崎ICから圏央道でつくば中央まで。学園都市は通勤時間帯なのか少し混んでいて、筑波山神社の門前町に着いたのは9時前だった。つくば市営の大きな駐車場に停める。1日500円の前払いである。

「神社近道」の道案内に従ってまずは筑波山神社へ進み、安全祈願のお参りをする。筑波山神社のご神体は筑波山そのもので、祭神は伊弉諾尊・伊弉冉尊、イザナギ・イザナミ両神である。男体山・女体山と一体の神とされ、それぞれ頂上にお祀りされている。

最初にお参りしたのは山麓にある拝殿で、ここから上はすべて神領となる。したがって、登山道はすべて筑波山神社の境内ということである。ただし月山のように撮影禁止ということはない。登山道に沿った説明板も数多く掲げられている。

頂上に至るルートには御幸(みゆき)ヶ原ルートと白雲橋ルートがあり、前者が男体山に、後者が女体山に通じている。WEBによると御幸ヶ原ルートの方が傾斜が急だということなので、あえてそちらから登ることにする(やっぱり、簡単だと思っていたのだ)。

御幸ヶ原ルートはケーブルカーに沿って、筑波山頂駅のある御幸ヶ原まで登る。ケーブル駅のある宮脇まで道案内のとおり進むと、途中から登山道が分かれている。登山道入口には、大きな石造りの鳥居があるので迷うことはない。

登山道に入ると、いきなりの急登である。途端に息が上がる。身軽な奥さんは元気に先に進むが、体の重い当方はそう簡単に持ち上がらないのである。最初のベンチまで20分かその位なのに、すでに汗びっしょりになった。

今回は短時間で往復できると思っていたし、頂上近くにも売店があるから水もペットボトル1本しか持っておらず身軽である。にもかかわらず、やっぱり登りは簡単ではない。空身で歩いたとしてもスピードは出ないだろう。

登山道はケーブルカーに沿って進む。おそらく工事の際に資材置場に使われたのだろう、ところどころ広くなってベンチが置かれている。そして、20分置きにケーブルカーが動くので、ケーブルのかたかた動く音が走っている間響いている。歩いている間にも行ったり来たりしていた。

約1時間で、ケーブルカーのすれ違い地点まで登る。すれ違うということは中間地点である。あと半分。ここから先、ケーブルカーはトンネルにもぐるので、その上を登って行く。いったん下りまた登ると、男女川(みなのがわ)源流に出た。

男女川は百人一首の陽成院「つくばねのみねよりおつるみなのがわ」の歌で知られる歌枕である。水神様の祠のところに塩ビパイプが2本出ていて、そこから1滴2滴としずくが落ちており、すぐ下にも水の湧いている窪みがあった。

奥さんがHP切れだというので玄米ブランで栄養補給して先に進む。男女川源流まで進めば残りは約4分の1だが、ここからは丸太の階段が頂上まで続く。登っても登ってもまだ階段が続く難所であった。

ようやくケーブルカーの頂上駅が見えたのは、午前11時になる頃だった。90分のコースタイムを2時間弱、決して楽なコースではない。お参りや休憩時間を勘案すればほぼコースタイムで歩けていると思うけれども、考えていたのと違って本格的な登山コースであった。

(この項続く)

p.s. 「中高年の山歩き」バックナンバーはこちら


登山道は筑波山神社から始まる。安全を祈願してお参りする。筑波山そのものがご神体であり、男体山・女体山頂上にイザナギ・イザナミ両神をお祀りしている。


御幸ヶ原コースは、ケーブルカーの線路脇を通って登山道が通じている。ケーブルカー工事の際に資材置場に使ったのか、休憩ベンチが頻繁にある。


2kmほどの間に標高差600mほど登るので、傾斜はかなり急である。ただ、岩場・ガレ場は少ないので、どちらかというと下りに使った方が楽かもしれない。

プロフィール

taipa

Author:taipa
3年前にリタイア、気ままなリタイア生活を送っています。
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