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いつもと逆側から丹沢主稜の景色を楽しむ 仏果山・経ヶ岳(中編)

鉄骨製の展望台に登ってみる。この日登った山々は標高も低いので、登山道の周囲を木々が取り巻いて見通しがよくない。せいぜい、葉の落ちた隙間から向こう側が見えるくらいだったのだが、20m近くある展望台の上は一番高い木よりさらに上にある。

さえぎるものは何もない絶景である。足下には宮ヶ瀬湖が広がり、湖にかかった2つの橋もすぐ近くに見える。橋を渡った向こう側が三叉路バス停で、そこから歩いて丹沢山に登ったのだった。ということは、三叉路から立ち上がる稜線が丹沢三峰、左に高く見えるのが丹沢山である。

南に目を転じると、見覚えのあるアンテナは大山、送電鉄塔の見えるあたりがヤビツ峠である。すると、そこから続くのが二ノ塔、三ノ塔から塔ノ岳への表尾根。塔ノ岳から丹沢山の間のピークが日高、龍ヶ馬場になる。

さらに蛭ヶ岳への稜線に見えるピークは、不動の峰と鬼ヶ岩、このあたりは手前の丹沢三峰の後ろになるので見え隠れしている。そして、蛭ヶ岳から伸びる最後方の稜線が、黍殻山から焼山の東海自然歩道ということになる。

これまで相模湾側からの丹沢主稜線に見慣れていたので、こうして逆側から見るとなんだか印象が違う。そして、丹沢から道志側に下っている山並みはあまり見たことがなかった。昨年蛭ヶ岳から下りた時は、一番向こうに見える稜線の逆側に出たのだ。

高取山の頂上には展望台だけでなくいくつかベンチやテーブルが置かれている。まだ時間が早かったので小休止にとどめ、水分補給だけで10時15分出発。再び宮ヶ瀬越まで戻って仏果山に向かう。

1/25000図を見ると、宮ヶ瀬から高取山と仏果山はほぼ同じ距離に見えるが、仏果山に行く方が時間がかかる。というのは、稜線が微妙に左ドッグレッグしていて、その間3つ4つコブがあって登ったり下りたりしなければならないからである。

そういえば以前、高原山の釈迦ヶ岳で同じようなことがあったのを思い出した。今回は幸いに、釈迦ヶ岳ほど苦労することなく、アップダウンを繰り返しているうちにピークが近づいて、ロープのある急登を登ると広くなった仏果山頂上に出た。午前11時、高取山から45分かかった。

高取山は私の他には1人しかいなかったのだが、仏果山はすでに3グループ4、5人がいて、お昼休憩をしている間にもさらに何グループも登ってきた。すべてシニアである。平日でこれだから、休日だとさらに人が多くなることだろう。混む前にお昼にする。

この日のお昼は、ジャムとクリームのコッペバン、定番のフルーツパック、パックのぜんざい、テルモスのお湯で淹れたインスタントコーヒーである。風もなく、お昼休みには何よりである。とはいえ、どんどんシニアが登ってきて騒がしくなってきた。少しあわただしいが出発する。

高取山と同様、仏果山にも鉄骨製の展望台が建っている。同じ景色だろうと思ったけれども登ってみた。すると、位置が違うので景色が微妙に違って面白かった。宮ヶ瀬ダムが遠くなり、代わりに大山が近づいていた。東側には、相模原市から多摩への景色が広がっている。

備え付けられていた展望台の銘板によると、発注者は愛川町で有限会社佐藤建設の施工、1988年2月完成とある。高さは13mで、もっとあるかと思った。高取山と構造も姿形も同じなので、おそらく同時期に作ったものと思われた。

1988年ということは昭和から平成に代わる時期であり、官房長官が小渕で総理大臣が竹下である。ということは、あるいはこの展望台は、例の「ふるさと創生1億円」によるものなのかもしれない。

(この項続く)

p.s. 「中高年の山歩き」バックナンバーはこちら


再び宮ヶ瀬越に戻って、逆方向の仏果山に向かう。木々の間からピークが見えて来るが、尾根伝いに右から回り込むので結構時間がかかる。


山頂直下ではロープも登場する急登となる。


仏果山頂からの眺め。アンテナの立つ大山、表尾根、塔ノ岳、丹沢山、蛭ヶ岳から黍殻山・焼山に至る丹沢山系が一望できる。

プロフィール

taipa

Author:taipa
3年前にリタイア、気ままなリタイア生活を送っています。
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