FC2ブログ

記事一覧

KDD電波塔が撤去された大台山 大台山・御殿山(中編)

左手に稜線を見ながら1時間近く進むが、なかなか分岐が現われない。それどころか道は下りになってしまった。どこかで見逃したかと思ったが、車が上がれる道のはずだからさすがに見逃さないだろう。と思ったら、下り坂の先に鋭角に戻る道があった。

ここから先、路面は簡易舗装で石垣で土止めをしているけれども、両側から草が伸びて道幅の半分近くをふさいでいる。さらに、道はどんどん狭くなる。それでも、この道に間違いはないので進むと15分ほどでコンクリの広場に出た。結構広い。

1/25000図では残っているはずの電波塔はあとかたもなく、柵もゲートも撤去されて、見えるのはコンクリの地盤と石垣だけであった。小さめのスケートリンクほどの広さがある。

さすがに周囲は藪となっているが、コンクリの部分はそれほど傷みもなく、いまでも何かの施設を置くことは可能であろうと思われた。あるいは、定期的に人手が入っているのかもしれない。

いま入ってきた進入経路以外、麓に下りる道は見当たらない。そして、周囲を覆っている雑草の丈が高くなっているので、眼下を見下ろすような雄大な景色という訳にはいかなかった。

それでも、茶色に枯れた草越しに麓の景色を見ることができる。そして、東側を振り返るといくつかの稜線が見え、一番奥に高く続くのが御殿山、鷹取山、大日山だろうと思われた。ただ、その前方にも山があるので、伊豆ヶ岳や富山のように山容がはっきりしている訳ではない。

そして、広場の入口にあたる部分の右手、石垣で少しだけ高くなっているあたりに三角点があった。三角点の傍らに、例の房州低(ひく)名山の立札が立てられている。その山名は、大台山ではなく余蔵山である。

「房総山岳志」「房総のやまあるき」では大台山だが、千葉日報から出ている「房総丘陵ハイキング・ウォーキング・ガイド」には余蔵山となっている。山の持ち主の屋号が「余蔵」というところから付いた山名らしい。

確かに、KDDの施設があったということは、入会山ではなく誰かの持ち物であった可能性が大きい。持ち主以外の住民には「大台山」と呼ばれていたらしいので、こちらの名前がよさそうではあるが、いずれにせよ1/25000図には名前が載っていないピークであり、結論は出ない。ここではネタ本に基づき、大台山としておく。

ここでしばらく休憩するが、まだ先は長いので11時に出発する。ここから鷹取山まで1時間、御殿山を経て麓まで1時間半、さらに駐車場まで30分のコースタイムなので、休みなしで歩いても駐車場に戻るのは午後2時を回る。事故渋滞と道間違いで遅れたのは影響が大きかった。

(この項続く)

p.s. 「中高年の山歩き」バックナンバーはこちら

SH3B0774.jpg
大台山頂上に至る道。かなりさびれてきているが、これから通る平群林道支線と比べるとまともだ
し、人の手が入っている。


oodaiyama_05.jpg
KDD電波塔跡の空き地。石垣の上、高くなっているところが大台山(余蔵山)頂上。

SH3B0775.jpg
山名は確定しないが、ここは三角点である。そして「房総低(ひく)名山」の立札がある。

プロフィール

taipa

Author:taipa
3年前にリタイア、気ままなリタイア生活を送っています。
過去のnifty(2005-2014)、忍者(2014-2018)、当サイトの15ヶ月を経過したブログ記事は、下のリンクからホームページでご覧いただけます。

カレンダー

01 | 2020/02 | 03
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29