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バスに間に合わず3時間かけて駐車場へ ~御殿山・大日山(後編)

宝篋印塔山からは10分ほどで大日山となる。ほとんど登り下りすることなく擬木の囲いが見え、その向こうから石を積んだ祠が現われる。宝篋印塔山と大日山の間の鞍部に、第二次大戦中にこの山に墜落した館山航空隊兵士の慰霊碑があるということだが、残念ながら通り過ぎてしまった。

擬木の囲いは比較的新しいので、この山頂もハイキングコースとして整備したのだろうが、残念ながらベンチは朽ち果てており、腰を下ろす場所はない。けれども景色はすばらしく、西側に東京湾と、南側に館山の先、洲崎あたりの海岸線を望むことができる。ここにもパノラマ図があって、条件がよければ大島はもちろん、三宅島まで見えるということである。

大日山という名前から想像つくように、古くから大日如来が祀られてきた山である。登山道を少し下ったところに増間寺とも閻魔寺とも呼ばれる廃寺があるので、あるいはその関連かもしれない。

その廃寺があったのは奈良・平安時代で、もう千年昔のことである。森の中に瓦などが遺されており、古くから言い伝えられてきた。近年調査も行われたものの、確かなことは分からない。すぐ近くの館山には安房国分寺があったから、この大日山付近も奥ノ院として修行の場であった可能性がある。

登り始めてすぐシニア単独行に抜かれたが、鷹取山あたりでもう一人シニアの人とすれ違い、大日山の頂上直下ではおかあさん二人子供二人とすれ違った。平日の昼間にこれだけの人とすれ違ったり抜かれたりするとは予想外で、よく歩かれているコースのようだ。

さて、実はこの日、8時には出発して12時に下山、バスで駐車場近くまで移動するという計画を立てていた。ところが、駐車場に着くのが予定より30分ほど遅れてしまい、歩き始めたのが8時20分になってしまった。

なぜ遅れたかというと、高速料金節約のため、鋸南富山ICが最寄りであるところ、姉崎袖ヶ浦ICで下りて一般道を南下したからである。ロマンの森から君鴨トンネルを抜ける道は何度も通ったおなじみの道なのに、久留里街道を行き過ぎて1車線国道に入ってしまった。さらに、長狭街道を過ぎると410号線は曲がりくねって早く走れず、結局30分ほど余計にかかったのである。

大日山を下り始めたのは午前11時、もうこの時点ではあきらめていたのでゆっくり歩いた。幸い、下山口までは整備されたハイキングコースで、個人的に呼ぶところの高速登山道・東海自然歩道と変わらなかった。何度も言うけれども、嵯峨山とはかなり違う。

下山口の県道分岐まで30分ほど、そこから舗装された県道をのんびり歩く。バス停のある滝田郵便局に着いたのは12時20分、まさに出遅れた20分だけバスの時間に間に合わなかった。

県道を伊予ヶ岳に向かって北上し、30分ほど歩くとお堂のある犬掛というところに着く。このあたりは、八犬伝の里見氏ゆかりの土地らしい。ここまで来ればもうすぐ駐車場だろうと思ってGPSを見ると、どう控えめに見てもあと5kmはある。

5kmだと、少なくとも1時間かかる。もう午後1時だから、車に戻れるのは2時である。途端に、登山靴の重さが気になりだした。お遍路で5kmなら気にするほどでもないが、ウォーキングシューズと登山靴では重さが違うし疲れも違う。

そこから先、国保病院前を通り、伊予ヶ岳駐車場前を通り、バスで来れるはずだった平群車庫バス停を過ぎてもまだ高照禅寺には着かない。結局戻れたのは、2時10分過ぎ。大日山から約3時間ノンストップで歩いたのだった。

帰ってからGPSを確認したところ、出発してから大日山下山口まで歩いた距離は5.5kmなのに、そこから駐車場に戻るまで12km歩いていた。12kmだったら3時間かかっても無理はない。

大日山から御殿山経由で来た道を戻っても同じくらい時間がかかっただろうし、コースの大部分が展望のない道だったので下を歩いた方が景色はよかったけれども、それにしても疲れた。

予定では日帰り温泉に寄るつもりだったが、車の中で着替えてそのまま家路を急いだ。帰りもまた細い道に入ってしまい、3時間かかって家に着いた。夕飯を食べてお風呂に入って、午後7時半にはもう布団に入ってしまった。景色はよかったけれども、たいへん疲れた1日だった。

この日の経過
高照禅寺駐車場(90) 8:20
9:00 大黒様(250) 9:05
9:20 御殿山(363) 9:40
10:05 鷹取山(364) 10:05
10:40 宝篋印塔山(337) 10:40
10:50 大日山(333) 11:00
11:30 登山道・県道分岐(100) 11:30
12:20 滝田郵便局(33) 12:20
14:10 高照禅寺駐車場
[GPS測定距離 17.5km]

p.s. 「中高年の山歩き」バックナンバーはこちら。モバイルフレンドリー対応済。


大日山は麓の人々が大日如来をお祀りしてきた山という。現在は「大日如来」と記された石碑が残る。


大日山から下ってきたところ。コースは整備されているが、落ち葉や枯草が積み重なってしまっている。


下山口からは延々と舗装道路を歩く。バスの時間に間に合わず、3時間近く歩いて膝ががくがくした。

プロフィール

taipa

Author:taipa
3年前にリタイア、気ままなリタイア生活を送っています。
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