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金沢競馬で前代未聞の照明ダウン事故

先週の日曜日、11月19日の金沢競馬で前代未聞の開催打ち切り事件があった。

グリーンチャンネルの地方競馬中継では、私が見始めた時刻にはすでに事故が起きた後で、第8Rの競走不成立、第9R以降の打ち切りが相次いで発表された。JRAは武士の情で詳しい状況を放送しなかったが、バカな奴と思っていたに違いない。

この事故は8Rの馬が走っている最中に照明が落ち、日没直後の雨天でいきなり暗くなって3頭が落馬した。それでもゴールまで走った馬はいたのだが、不成立となり当たった人にはお気の毒である。1着賞金は44万円とたいした額ではないが、均等割で全馬8万円の補償になるはずである。

大井競馬、伊勢崎オートレースでナイターが始まってから約30年。落雷等で照明が落ちた事故はあったが、競走中に起きたのは記憶にない。こういうことがないよう監督官庁が指導しているからである。

そして、照明が落ちた原因というのが、午後7時10分に消灯という設定にしていたはずが、17時10分に落としてしまったという人為的ミスだったらしい。まったくもってお粗末としかいいようがない。

昭和30年代から40年代にかけての公営競技場は殺伐としていて、人気馬がだらしないレースをしただけで「八百長だ」と客が騒いで施設を壊しにかかるのは日常茶飯事であった。今回のようなケースだと、当たった馬券を持つ人は朝まで居座っただろう。

しかしそれから数十年が経過、馬券を買う人の多くはネット投票で、場内で見ているのはごく一部である。JRAのように何万人来ていれば主催者も緊張するが、おそらく100人とかそういうレベルだろう。

地方競馬の場合、全国団体である地方競馬全国協会が管理しているのは審判部門だけで、審判以外の業務については主催者、金沢競馬では石川県または金沢市が担当している。

だから、競馬のプロといえるのは審判部門だけで、それ以外は転勤してくる県や市の職員がやっている訳である。(これは地方競馬だけでなく、ボートも競輪もオートレースもそうである)

普通に考えて、照明を自動で落とさなければならない理由など思いつかないが、県庁や市役所はそうやっているのだろう。何かの理由でレースが遅れることはあるのだから、電源は最終レースの払戻しが終わってから手作業で何がいけないのだろうと思う。

おそらく設計段階で、自動消灯の機能が組み込まれているので、せっかくだから使いましょうという軽い考えである。昔のナイター照明は点灯も消灯も時間がかかったが、いまならLEDで瞬間消灯である。

大井競馬では自家発電等で照明をバックアップすることはあっても、自動で照明を切断するなんてお間抜けなことはしないだろう。JRAは審判以外も含めてプロ職員だからこういうことはありえないが、来年から開催時間の延長を進めるにあたり、おそらく運用方法の見直しを行っているはずである。

p.s. 「なんとなく思うこと」、バックナンバーはこちら

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金沢競馬で競走中の照明ダウンにより開催中止という前代未聞の失態。自動で照明を落とす設定で、午後7時10分に消灯するはずが17時10分に消灯したことが原因という。写真は落馬負傷して救急車に運ばれる騎手。

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Author:taipa
 

7年前にリタイア、気ままな年金生活を送っています。

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