御幸ヶ原コースで下山、蜂と蛇にびっくり ~筑波山梅林ルート[完結編]
- 2023/11/16
- 05:15
予定では下りは別のバリエーションルートと考えていたが、登りで道探しにかなり時間をかけてしまったこともあり、御幸ヶ原に出てケーブルカーに沿って御幸ヶ原コースを下ることにした。
御幸ヶ原はさすがに人が多かったが、この日はシニアの登山客だけでなく、日本語でない大声を出しているグループもいた。
確かに、こういう人達が無闇にバリルートに入り、道に迷っただのケガをしたと言われるのも煩わしいだろうから、柵やロープで入れなくするのは仕方がない。日本語だけでなく、英語・中国語・ハングルで書かないと役に立たないが。
せっかくだから少し休憩して、ケーブルカー脇の下山路から御幸ヶ原コースを下る。いきなり、延々と続く擬木の階段である。息は切れないが、段の幅が足のサイズより短いので、踏み外さないよう気を使う。だからスピードも出ない。
さて、公式登山ルートだから安心して下りられたかというとそんなことはなかった。やけに大きな蜂と3m以上ある大蛇が現われたからである。
蜂の羽音は登りのバリルートでも聞いたけれど、下りで見た奴は擬木の階段で匂いをかいでいた。群れではなく1匹で行動していたので、近づかないよう刺激しないように通り過ぎた。
夏の盛りの活動期ではなかったから動きも鈍く、攻撃性も少なかったのかもしれない。そういえば、登山道に何ヶ所も「ハチ注意」の貼り紙があった。蠅叩きを持って登ってきた人もいたから、戦うつもりだったかもしれない。
蛇の方は登山道の右から左まで横切ってそれ以上あって、頭が通過する際には尻尾はまだ茂みの中、尻尾の先が出てきた時には頭はもう片方の茂みに入っていた。3mは楽に超えていただろう。
この蛇も攻撃的ではなかったものの、全身が横断するまで待たなければならなかった。その時一人だったので心細かったが、尻尾が見えなくなる頃に後続の登山者が現われた。「右から左まである蛇がいたんですよ」「それは怖い。まだいますか」と話になった。
ケーブルカーの山麓(宮脇)駅を過ぎ筑波山神社まで、御幸ヶ原から1時間40分かかった。神社で登山の無事をお礼し、そこからさらに30分かけて市営第一駐車場に戻った。
この日は予定した時間までに下りてこられたものの、いろいろあって緊張を強いられた山歩きだった。下山後はウェルネスパークに寄って、420円でひと風呂浴びる。
体を洗って湯舟に浸かり、一日を振り返る。一度は撤退を覚悟したけれども、何とか進路を見つけて登ることができた。とはいえ、下山路で見た蜂や蛇を見ると、温暖化の影響でまだ筑波山の季節ではないかもしれない。もう少し涼しくならないと困る。
3ヶ月半ぶりの山歩きで、標高差500mほどの登り下りにもかかわらず二、三日太ももやふくらはぎが痛んだ。
この日の行程
筑波山市営駐車場(168) 6:45
7:00 梅園最上部(240) 7:10
8:15 大岩連続場所(550) 8:50
9:45 男体山自然探求路(820) 10:10
10:30 御幸ヶ原(794) 10:40
12:20 筑波山神社(260) 12:25
12:55筑波山市営駐車場(168)
[GPS測定距離 6.8km]
p.s. 「中高年の山歩き」バックナンバーはこちら。

御幸ヶ原はあいかわらず人が多い。日本語でない大声も聞こえた。

登りのバリルートで時間がかかってしまったので、下山は御幸ヶ原コースを選ぶ。

推奨登山道とはいえ、大きなハチがいたり、巨大なヘビがいたりするし、岩だらけのごつごつした道なので、筑波山神社まで油断ならない道が続く。
御幸ヶ原はさすがに人が多かったが、この日はシニアの登山客だけでなく、日本語でない大声を出しているグループもいた。
確かに、こういう人達が無闇にバリルートに入り、道に迷っただのケガをしたと言われるのも煩わしいだろうから、柵やロープで入れなくするのは仕方がない。日本語だけでなく、英語・中国語・ハングルで書かないと役に立たないが。
せっかくだから少し休憩して、ケーブルカー脇の下山路から御幸ヶ原コースを下る。いきなり、延々と続く擬木の階段である。息は切れないが、段の幅が足のサイズより短いので、踏み外さないよう気を使う。だからスピードも出ない。
さて、公式登山ルートだから安心して下りられたかというとそんなことはなかった。やけに大きな蜂と3m以上ある大蛇が現われたからである。
蜂の羽音は登りのバリルートでも聞いたけれど、下りで見た奴は擬木の階段で匂いをかいでいた。群れではなく1匹で行動していたので、近づかないよう刺激しないように通り過ぎた。
夏の盛りの活動期ではなかったから動きも鈍く、攻撃性も少なかったのかもしれない。そういえば、登山道に何ヶ所も「ハチ注意」の貼り紙があった。蠅叩きを持って登ってきた人もいたから、戦うつもりだったかもしれない。
蛇の方は登山道の右から左まで横切ってそれ以上あって、頭が通過する際には尻尾はまだ茂みの中、尻尾の先が出てきた時には頭はもう片方の茂みに入っていた。3mは楽に超えていただろう。
この蛇も攻撃的ではなかったものの、全身が横断するまで待たなければならなかった。その時一人だったので心細かったが、尻尾が見えなくなる頃に後続の登山者が現われた。「右から左まである蛇がいたんですよ」「それは怖い。まだいますか」と話になった。
ケーブルカーの山麓(宮脇)駅を過ぎ筑波山神社まで、御幸ヶ原から1時間40分かかった。神社で登山の無事をお礼し、そこからさらに30分かけて市営第一駐車場に戻った。
この日は予定した時間までに下りてこられたものの、いろいろあって緊張を強いられた山歩きだった。下山後はウェルネスパークに寄って、420円でひと風呂浴びる。
体を洗って湯舟に浸かり、一日を振り返る。一度は撤退を覚悟したけれども、何とか進路を見つけて登ることができた。とはいえ、下山路で見た蜂や蛇を見ると、温暖化の影響でまだ筑波山の季節ではないかもしれない。もう少し涼しくならないと困る。
3ヶ月半ぶりの山歩きで、標高差500mほどの登り下りにもかかわらず二、三日太ももやふくらはぎが痛んだ。
この日の行程
筑波山市営駐車場(168) 6:45
7:00 梅園最上部(240) 7:10
8:15 大岩連続場所(550) 8:50
9:45 男体山自然探求路(820) 10:10
10:30 御幸ヶ原(794) 10:40
12:20 筑波山神社(260) 12:25
12:55筑波山市営駐車場(168)
[GPS測定距離 6.8km]
p.s. 「中高年の山歩き」バックナンバーはこちら。

御幸ヶ原はあいかわらず人が多い。日本語でない大声も聞こえた。

登りのバリルートで時間がかかってしまったので、下山は御幸ヶ原コースを選ぶ。

推奨登山道とはいえ、大きなハチがいたり、巨大なヘビがいたりするし、岩だらけのごつごつした道なので、筑波山神社まで油断ならない道が続く。