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日光植物園

日光アストリアホテルに泊まった翌日、日光植物園に行った。奥さんがガーデニング好きなので、ぜひ行ってみたいと楽しみにしていたのである。

ここは東大理学部の小石川植物園分園で、憾満ヶ淵の並び地蔵(鳴虫山)の対岸に位置している。9月までの朝ドラで植物学者さんがテーマだったので、特別展示もやっていた。

入場料は500円。受付には防虫スプレーが置いてある。「涼しくなったので大丈夫だと思いますが、狭い通路に入るとヒルが出るかもしれません」と怖いことをおっしゃる。この春、鳴虫山で生まれて初めてヒルにやられて血みどろになったばかりである。

エントランスは狭く感じるけれど、中に入るとたいへん広い。全エリア見たら半日では足りないだろう。その広大なエリアの他に、バックヤードとして苗木を育てている場所もあったので、管理はたいへんである。

休憩所を過ぎて大谷川沿いに出ると、憾満ヶ淵のすぐ横になる。金属製の扉を開けて川の近くに出られるようだ。そして、フェンスの隙間から対岸の並び地蔵が見える。洪水でお地蔵さんも流されたということは、こちら岸にも被害があったのだろうか。

植物にはそれぞれ、立札で名前が書いてある。広大な植物園全部がそうなっているので、相当の数になる。そして、季節の花の立札には、「開花中」とポストイットで貼ってある。晴れの日ばかりではないのでこれもまた大変である。

川沿いの立地で大木に囲まれて、日陰で育つ植物が多い。奥さんによると、サラシナショウマは暑くて日当たりの良すぎる千葉ニューでは育ちにくく、いくら植えても花が咲かないそうである。

春にはツツジやシロヤシオ、夏はミズバショウ、秋は紅葉が見頃になるはずである。オオモミジの大木をはじめ紅葉する木がたくさんあるのだが、今年は暑いのでまだ青々としていた。男体山に雪が降る頃ようやく紅葉かもしれない。

ずっと奥まで進むと、大正天皇の御用邸だった田母沢記念公園に隣接した区域になる。大谷川と垂直に、北から田母沢が流れてくる。しっかりした太鼓橋で沢を渡る。田母沢を遡ると、春に登った女峰山修験道、黒岩のあたりに達する。

植物園と旧御用邸の境となる石壁の向こうに、御用邸の建物が見えた。コンクリ製の壁は古く安普請だが、戦後栃木県の管理になってから建てられたものだろうか。宮内庁ならともかく、栃木県も東大もそんなにカネはなさそうだ。

大谷川沿いにあるので平坦かと思っていたのだが、結構アップダウンがある。この日はスニーカーなので、登り坂では息が切れる。急坂には擬木の代わりに古いベンチの背板で土留めがしてあるのも、環境に配慮している。

1時間半ほど歩いて、エントランスに戻る。駐車場には何台か車が増えていた。飲食施設がある訳ではないし(トイレすら3ヶ所ほど)、上野ファームのように花の苗を売っていることもないが、もともと大学であってレジャー施設ではないのである。

帰ってから調べてみると、朝ドラのモデルとなった牧野博士は東大理学部の植物学教室にもいたので、単に流行りだからということではなく、ちゃんと縁があるのであった。

p.s. 全国各地の旅行記事、バックナンバーはこちら

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東大理学部日光植物園のエントランス付近。憾満ヶ淵の並び地蔵の対岸が植物園で、たいへん広い。多くは大木の日陰に育つ植物で、奥さんに言わせると「家じゃ育たない」そうです。

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田母沢御用邸記念公園に近いあたりの湿生植物園。お隣の記念公園(栃木県敷地)とは、古い石壁で境がある。

プロフィール

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Author:taipa
 

7年前にリタイア、気ままな年金生活を送っています。

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