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馬立から登り返し唐沢小屋に到達 女峰山(その3)

まず、沢まで標高差100mほど下る。最初は急斜面、次いでスイッチバック、沢が見えてくると上流側に少し歩く。道は終始斜めっていて滑るし、えぐれて歩きにくい。沢まで下りると、水は見えず、巨岩の間を目印に沿って進む。

この日、女峰山頂まで岩に「〇」「←」「→」のペンキ印のある場所は3つあって、この馬立の岩場が一番短い。沢を渡ると「馬立」の標識がある。「馬返し」はずいぶん下のはずだが、ここまで馬が来たものだろうか。

馬立で道が2つに分かれ、右に下りると「裏見の滝から日光」とある。とはいえ、裏見の滝まで標高差1000m近くあり、2時間や3時間では着かない。途中にモッコ平という果てしなく続く笹原があるらしい。女峰山へは左の登り坂を進む。

急斜面を想像していたが、最初は比較的緩やかな坂道である。沢沿いの道ではありがちなパターンで、進めば進むほど急になるのだ。「建設省貸与」と書いた石柱に沿って進む。下りで見たら、逆側には「栃木県」と書いてあった。

進行方向右手は少し先で地面がなくなっており、かなり先に向こう側の斜面が見える。開けた所で見ると、ここは崩れかけの沢で、下に大きな砂防ダムの堰堤があった。斜面は鉄の網で補強されている。

「建設省貸与」の石柱が見えなくなると斜度が増す。ここで一度、道間違いをした。上流から水を引いているようなビニール管が見えたのでガレ場をそのまま進んだら、薮になり進めなくなったのである。

引き返すと間もなく、日光標識があり正規の道を確認できた。その後は、日光標識やテープを見失わないようにした。幸い短時間でリカバーできたが、房総のときのように15度違った方向に延々と進めば遭難である。

間違えかけた道のような、枝をかき分けなければ進めない場所はなく、基本的に一本道である。私の道間違いは、このようなガレ場と沢の見間違いが多い。筑波山でもあったし、秩父でもそうだった。

1時間ほど登ると、大きな木がちょうど座れるように横倒しになっていたので、ここでひと休みする。GPSで確認すると標高1980mほどで、馬立から唐沢小屋までの半分、前回到達した修行道の黒岩遥拝石と同じくらいの高さであった。

ここから先いよいよ急斜面で、スイッチバックを息を切らせながら登る。とはいえ、ロープ場や手を使わなければ登れない段差はなく、きついだけである。30分ほど登ると、遠くから水の音が聞こえてきた。

ここが馬立に続く2番目の岩場「〇」「→」マークで、ここだけは水が流れている。馬立はここよりずいぶん低いのに水が見えないのは、岩の下にもぐってしまうのだろうか。流れがあるので渡渉しなくてはならないが、靴の高さには全然届かない。

大きな沢と続いて小ぶりの沢があって、2回渡渉する。見上げるとかなり上までガレ場が続いている。唐沢小屋はあの上だろうか。いずれにしてもここが唐沢小屋の水場で、江戸時代もここに水を汲みに下りてきたのだろう。

(この項続く)

p.s. 「中高年の山歩き」バックナンバーはこちら。軽量化工事直後なので、不具合あればご容赦ください。

04_nyohosan.jpg
馬立の巨石群。これからの登りで、岩に「〇」「→」の印のある場所は頂上まで3ヶ所出てくる。

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馬立分岐から2時間歩いてようやく唐沢小屋に到着。もうすぐだと思ったら、まだまだ先は長かった。

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五禅頂時代からの歴史ある不動明王石像。唐沢小屋の左隣に建つ。

プロフィール

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Author:taipa
 

7年前にリタイア、気ままな年金生活を送っています。

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