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リタイア丸7年経過

早いもので、リタイアして丸7年が経過した。

7年といえば、高校に入ってから大学を出るまでの年数と同じである。ずいぶんいろいろなことがあったし長かったように思うのだけれど、この7年間は本当にあっという間だった。

奥さんには「まるで夏休みの小学生のようだね」と言われるし、自分でもそう思う。少なくとも、66歳といえば立派なじいさんなのだけれど、自分がそんな歳とは思えない。

ここ2~3年、糖質制限で体重を落とし、ランニングやジムトレーニングを復活した。約30年ぶりにマラソン大会にも出て、定期的に体を動かす習慣ができている。

その結果、体調がいいと感じるだけでなく、実際に血液検査の数値が格段によくなった。タニタの体重計は「体内年齢51歳」と出てくるし、血圧も正常。薬をほとんど飲んでいないのに、血糖値も肝機能も40代の頃よりいい。

この間NHKの「新日本風土記」を見ていたら、都会で暮らしていた人が仕事をやめて田舎に移住し、家賃1万数千円の公営住宅に住んで派遣社員で仕事をしているという話があった。

共同浴場でゆっくりお風呂に入っていると、「生きているんだなあ」と思って涙が出そうになると話していた。私もリタイアしてそういう気持ちになることがあるからよく分かる。

「まともな生活」という言い方になるのだろうか。改めて考えても、私自身、働くのが嫌な訳ではない。でも、カネ儲けのため、他人のカネ儲けの手伝いのために時間を費やすのは嫌だ。

作物を育てるのもカネを稼ぐのも同じだと考える人もいるだろうが、それは決定的に違う。カネを稼ぐというのは、他人をだましたり、少なくとも上前をハネることである。それは、生きる力を大きく損ねるものである。

実入りのいい仕事が振り込め詐欺やルフィーの手伝いしかないとしたら、そういう仕事でもするだろうか。そんなのは御免だし、そもそもそういう仕事しかないなんてことはない。

これから先どういう生活が待っているか分からないが、できればそういうことをしないで済ませたいと思う。

p.s. 退職関連記事のバックナンバーはこちら。軽量化工事直後なので、不具合あればご容赦ください。

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先日のNHK「新日本風土記」で、都会から田舎町に移住してきた人の話があった。村上春樹の新作もそうだったが、世の中そういう方向に動いているのはいいことである。

プロフィール

taipa

Author:taipa
 

7年前にリタイア、気ままな年金生活を送っています。

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