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千葉ニュータウンを選んだ理由

昨日住民税について記事にしたが、別に住民税や保険料負担が低いから千葉ニューを選んだ訳じゃないんだよなと思った。せっかくの機会なので、なぜ住む場所として千葉ニューを選んだのか書いてみる。

二十数年前に千葉ニュータウンに越してくる前は、船橋市に住んでいた。総武線津田沼駅から歩いて30分、バスでも30分という不便な場所である。

通勤電車は激混みだし、駅前のショッピングセンターも大混雑、車も大渋滞で、とにかく人が多かった。行政サービスも劣悪で、図書館には車を止める場所がなく、公園も少なかった。

基本的にあのあたりは昭和30年代レベルの街づくりで、電車・バスで通勤し歩いて買い物に行く前提なのに、みんな自家用車を持ち、加えて無理やり住宅を増やすからそういうことになる。商売にはなるのだろうが、住みにくいことこの上ない。

千葉ニューに越してきて、毎朝の通勤でゆっくり座れるのと(現在は昔より混むけれど、それでも総武線とは格段の違いである)、役場や図書館にいくらでも駐車スペースがあるのに感激した。だから、月に何度も図書館に行くことができる。

津田沼と比べると店の数自体は少ないが、ニュータウン地域には大型商業施設がたくさんある。別にヨーカドーとダイエーとイオンが全部揃ってなくても構わない。いまはAmazonと楽天で何でも買える。

月に1回くらいイオンに行くけれども、衣料品とか健康食品を補充する目的で、ふだんの買い物は近くのスーパーや個人商店を使う。おいしいし店主の顔も分かるので安心である。

そして、住宅地は一種住専で農地は市街化調整区域なので、一軒家の中にアパートがあったり事務所があったりすることがない(最近、徐々にくずれてきたけれど)。そして、5分も歩くと昔ながらの農村風景である。

千葉ニューに越してこなければ、いまのように散歩したりランニングすることもなかっただろう。信号待ちをせずに5km10km走れるコースを設定できるのは、里山のあるこの地域の強みである。

船橋では、そういうことがない。狭い道に車があふれ、センターラインもない場所ですれ違わなければならないのに、30分歩いても自然を感じる場所などない。そもそも、昔田んぼだった場所が宅地化されてマンションが建っているのだ。

ほとんどの人は通勤電車にすぐ乗れて東京まで近いこと、駅前に商業施設があることに価値を認めるけれど、そういう人が多ければそれだけ混雑する。電車は混むし道も混む。駐車場は足りないしどこに行っても人だらけである。

それよりも、1時間誰とも会わない場所を歩く方がずっといいし、狭い道を通る車の多くは田畑に向かう軽トラという方があるべき姿である。空気も澄んでいるしうるさい騒音も聞こえない。

船橋のあのあたりも、そういう前提で道が狭いのだ。そう考えると、少子化は悪いことばかりじゃないと思う。

nihombashi_07.jpg
地元の人は「千葉ニュー」と呼ぶ千葉ニュータウン中央駅。まさしく千葉ニューの中心ですが、市役所があるのは江戸時代に淀藩の陣屋があった大森。駐車場も豊富にあり、住みやすい場所です。

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taipa

Author:taipa
 

7年前にリタイア、気ままな年金生活を送っています。

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