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大出血はヒル、宿を汚さないようドラッグストア往復 日光鳴虫山(完結編)

独標から憾満ヶ淵までコースタイムで50分の下りだが、私は1時間10分かかった。急こう配が続くので、あまり急いだら転倒のおそれがあり危険である。少なくとも、小学生がるんるんで歩けるコースではない。

憾満ヶ淵は明治時代には絵葉書でもよく紹介された名所だそうで、百体に及ぶ並び地蔵がある。開国直後にはいろは坂もないし、名所は馬返しより下に限られただろうから、この場所も広く紹介されたのだろう。今日では、おそらく地元の人以外あまり知らない。

もう一つ大きいのは、明治時代に大きな洪水が起きて、並び地蔵の多くが流されてしまったことがある。お地蔵様とともに寺(慈雲寺)もあったのだが、それも流されてしまった。復原されたのは近年である。

一番大きなお地蔵様は今市まで流されたというし、いまも頭がなかったり、台座しか残っていないお地蔵様がある。これは廃仏棄釈の影響ではなく、洪水による被害だそうである。

ちょうど並び地蔵の前が下山路である。見に来ている人は何組かいたけれど、半分以上が外人客である。あるいは、いまでも外国のガイドブックには日光の外せない名所として紹介されているのだろうか。

ここから含満大谷橋を渡って住宅地に入るとすぐに日光街道である。「含満」と地名で使うのだからもともとこちらの書き方で、「憾満」は後から作られたものであろう。15分ほどで西参道市営駐車場に戻ったら、ちょうど本格的に雨が降り出した。

さて、この日の宿は鬼怒川のホテルロマンだったのだが、着替えようとソックスを脱ぐとまだ血が噴き出している。鳴虫山から6時間経つというのに、これはおかしい。応急措置で付けておいたバンドエイドは血みどろで剥がれている。

とりあえず傷口を洗い、マキロンで消毒して5分くらい押さえる。しかし、指を離すとすぐまた血が出る。とりあえず、大判のバンドエイドで傷口を押さえ、さっきマキロンを買いに行ったばかりのドラックストアまで再度車を走らせる。

薬剤師さんに状況を説明すると「それはヒルじゃないですかね」と言われた。でも、ヒルが吸い付くのは素肌のはずで、ソックスを突き破って吸血されるというのは想定外である。

とりあえず、キズ用の軟膏と大判のバンドエイド、救急ガーゼ、ビニール袋とバンテリン足首サポーターを購入。結構な追加費用になってしまった。

ホテルに帰って本格的に手当てする。1時間前に貼ったばかりの大判バンドエイドはすでに血まみれで、傷口をよく消毒して軟膏を念入りに擦り込む。新しいバンドエイドを付け、ソックスを履き、上からビニール袋で包んでサポーターを付ける。

これだけ保護すれば、宿の畳や布団を汚さずに済むだろう。そして、軟膏が効いたのかサポーターがよかったのか、翌朝見ると出血は止まっていた。

そして、サポーターのあざが取れてみると、傷口は本当に小さく、しかも打ち身の跡もないし腫れてもいない。何より、ネットに載っているヒルの傷口とまったく同じ形である。岩や木ではなく、ヒルにやられたのだ。

まさか、厚手のソックスの上から血を吸われるとは思ってもみなかった。洗濯したけれども、穴も開いていない。粗い網目をかいくぐって皮膚に達したのである。

そして、CW-Xと登山靴の間、ソックスだけになっている場所は幅2cmもないくらいである。よくピンポイントで探り当てたものである。帰ってから奥さんに「吸ってる間に見つけなくてよかったじゃない」と言われた。

確かに、血を吸って膨れ上がったヒルを見たら、肝をつぶして登山口に引き返したかもしれない。

この日の行程
西参道市営駐車場(607) 8:05
8:30 登山口(559) 8:30
9:30 神ノ主山(842) 9:40
11:10 鳴虫山(1104) 11:25
12:40 独標(925) 12:40
13:50 憾満ヶ淵(660) 13:50
14:10 市営駐車場
[GPS測定距離 9.5km]

p.s. 「中高年の山歩き」バックナンバーはこちら。軽量化工事直後なので、不具合あればご容赦ください。

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鳴虫山から約2時間で憾満ヶ淵に下りる。いい景色の川だが、かつて洪水で並び地蔵を流したことがある。

SH3B0390.jpg
憾満ヶ淵の並び地蔵。いくつか首がなかったり台座しか残っていないものもあるが、これは明治時代の洪水で被害を受けたもの。

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鳴虫山頂で気づいた出血は、岩や木ではなく、ヒルによるものだったようです。このソックスの上から吸血されていた。当日は血まみれでしたが洗濯したら穴もあいてなかった。

プロフィール

taipa

Author:taipa
 

7年前にリタイア、気ままな年金生活を送っています。

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