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印西市議選、8人落選中立民2人共産1人

先週の日曜日にわが印西市議会議員選挙が行われた。22の定員に対し30名が立候補し、8名が落選となる選挙であったが、その8名の中に立憲民主党の2人と日本共産党の1人が含まれていたのには驚いた。

4年前の選挙では落選3名、559票で当選だったので、後援会のある現職と組織のついている候補は強いだろうと予想していたのだが、思わぬ結果であった。共産党は1人だけ当選したが、立民は2人立候補して2人とも落ちた。

投票率は約42%でほとんど同じだが、有権者数が約1割増えている。それでも、最も得票の少なかった候補が763票だから、前回より204票、4割近く上がっている。このあたりに読み違いがあったのかもしれないが、それにしても、もう既存政党の時代ではないんだと痛感する。

昨日は5月1日、メーデーである。私は参加したことはなかったが(会社は暦どおりだった)、社会人になった頃は何人かメーデーの集会だかデモ行進だかに参加していた。組合や共産党がそれだけ強かったのである。

当時、組合が強く組織率も高かった製造メーカーなどでは、職場ごとに割り当てがあって誰か行かなければならなかったという。ゴーン前のニッサンでは、組合が職員の人事権を持っていたくらいである。

労働者の権利を主張すべきだ、資本家だけに利益の大半を渡す必要はないという主張はいまでも正しいはずだが、現代はカネを出している者が一番偉いということになっている。

とはいえ、立憲民主党は安倍の直前まで政権与党だったし、共産党には根強い支持者がいるから、市議会くらい楽勝しないと本来おかしいはずである。ところが、無所属の新人にもかなわないのである。

組織がダメかというと、公明党も自民党もちゃんと受かっている。維新の会ですら当選している。にもかかわらず、立民と共産だけが当選圏内に送り込めないのである。

国政選挙と違って、市議会になると地元密着候補が強い。だから過半数が無所属なのは分かるけれども、既成政党、特に旧社会党・共産党がこれだけ低調なのはどうしたことだろう。

印西市は住民の半分以上がニュータウン住民であり、市内に市営住宅も県営住宅もない。共産党得意の口利きはできないにしても、組合を通じた応援要請くらいしているはずなのにこの体たらくである。

これらの組織には熱心な支持者がいて、彼らにとって選挙はお手の物だから、当選に必要な票数も分かっていてそれに必要な票固めも行っていると思っていた。ところがそんなことは全くしていなかったのである。

そういえば、家の近所のどの住宅地にも、1軒か2軒必ず公明党のポスターや聖教新聞の宣伝が貼ってある。ところが、共産党のポスターも赤旗の宣伝も見たことがない。立憲民主のポスターは水田地帯で時々見るのだが、選挙結果をみると組織だった応援はしていないようだ。

日本全国に創価学会員がそれほどいるとは思えないのに、公明党が選挙で負けるとニュースになるくらいである。労働者の権利を守ろうという人の方が多いはずなのに選挙でそれを生かせないのは、それらの既成政党が怠けているからと言わざるを得ない。

まあ、共産党は党首を選挙で決めようと主張すると除名される中国やロシア並みの組織だから、仕方ないのかもしれないが。

p.s. 千葉ニュータウン情報の過去記事バックナンバーはこちら

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統一地方選挙後半。わが印西市議会議員選挙が行われたが、落選8名の中に立民2人、共産1人が含まれていたのには驚いた。既成政党の時代じゃなくなったと痛感する。

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