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つくしこ/坊主山40分短縮! 坊主山バリエーションルート(中編)

スイッチバックの階段を登り切って、ようやく傾斜が緩やかになる。ここから標高600m台で、案内柱が前後して2基現れる。どちらの場所でも登山道が分岐しているが、1/25000図には薬王院コースの他に道はない。

後から現れた「標高670m筑波山頂まで940m」のすぐ後にある分岐が、方角的に見ると坊主山に直接登る道であるらしい。この先の分岐で分れても坊主山に行けるのだが、それだといったん下ってまた登ることになるのだ。

道は踏み跡というよりはっきりした登山道で、迷う場所も危険個所もない。女体山直下の岩場の方がずっと危ない。途中に林界標の杭があるから、もともと林業で使われていた道なのかもしれない。

擬木の階段もないので、かえって歩きやすい。しばらく登ると、視線の先に山頂らしき場所が見えてくる。

8時35分坊主山到着。6時45分につくしこ駐車場を出たから、1時間50分で着いたことになる。前にこのルートを来た時には2時間半かかっているから、40分短縮したことになる。

前には2度とった休憩を1回で済まし、歩くスピードも速くなったと思うけれど、40分とは予想以上である。2年3ヶ月の間に体重も絞れているし、ランニングで足腰が鍛えられたのだろう。66歳にしては上出来である。

山頂付近を見回る。たいして広い頂上ではないが、四方向すべてに踏み跡が下っている。WEBによると、1号路・2号路というのがあるらしい。ともあれ、下りの時の話だ。

まずは薬王院コースに戻って、男体山を目指す。すると、坊主山直下でへんなものを見つけた。

前に男の川ルートを歩いた時に分岐の目印となった「一五三補一」と同じような、タイルを石にはめ込んだような物体である。何の用途に使ったものだろうか。謎である。

合流してすぐに自然歩道の分岐となる。ここには「大石重ね」という旧跡があって、昔筑波山にお参りした人が麓から持ってきて重ねた石なのだそうだ。その大石重ねのすぐ上に、休憩所の四阿がある。

座ってから気づいたのだが、4つの柱のうち3つが真新しいコンクリートで補強されている。ベンチは古いままだし他には特に目新しいものもないのだが、支柱だけがコンクリで補強されている。

つくしこからここまで座る場所がまったくないので(だから前回は天国への階段に座り込んだのだ)、この日初めて腰を下ろしての休憩である。まだ朝早いけれども、これから男体山に近づくとさすがに人が多くなってくるはずである。

(この項続く)

p.s. 「中高年の山歩き」バックナンバーはこちら。軽量化工事直後なので、不具合あればご容赦ください。

SH3B0363.jpg
標高670mの案内柱先の分岐を左に進むと、坊主山に直登する。特に迷う場所はなく、林界柱が立っているので使われている道のようだ。

bouzuyama_02.jpg
5分ほどで坊主山頂上に到着。道案内はないが、何ヶ所かはっきりした踏み跡が頂上から分かれている。

SH3B0365.jpg
薬王院コースに復帰して、自然歩道休憩所でひと休み。四阿の支柱が最近コンクリで補強されていた。

コメント

坊主山への道、他

再びです。

薬王院コースから坊主山(太郎山と呼んでいます)への道はあちこちに踏み跡があってよくわかりませんね?
筑波山は北海道の羊蹄山みたく外周を道で結ばれていて、道に迷って沢筋に降りても遭難するようなことないので、皆さん好きなところを歩いているようです。

「大石重ね」の前あたりから続く(入る)「みかん園」コースも、下りの緩い斜面のあちこちに踏み跡があってどこを歩いたら良いかわかりませんね。
ずるずるの斜面をあちこちトラバースしまくり大変なことになったことが有ります。

自然研究路から続く梅園コースもそうですね。
こっちの方は急斜面なのでかなりのルートファインディング技術が必要かな。
そういったリスクが有るので、観光客が入らない様に梅園コース入り口を塞がれていしまっていますが、地元の人達は昔からのコースなので通っているようです。

楽しいのは、早朝つくしこに車を置いて筑波山に登り、湯袋峠経由で「きのこ山」を通って足尾山→加波山→雨引山→岩瀬駅まで歩き通すコースです。
岩瀬駅から桜川市の市内循環バスで帰ってきます。
健脚な方なら、日が長くなってきたこれから一日たっぷりと遊べますよ!

ありがとうございます。筑波山もいろんな道があるんですね

>> ダイチャン 様

コメントありがとうございます。また、いろいろ教えていただいて感謝です。

「みかん園コース」「梅園コース」、知りませんでした。自然研究路から踏み跡がしっかりあるので、どこに続いているんだろう、独標点があるから、行けないことはないんだろうなと思ってました。

> 楽しいのは、早朝つくしこに車を置いて筑波山に登り、湯袋峠経由で「きのこ山」を通って足尾山→加波山→雨引山→岩瀬駅まで歩き通すコースです。

私の場合、逆コースを3回に分けてようやく歩けたくらいです。以前、燕山で岩瀬から登ってきたグループの人達に会ったことがあって、まだ10時くらいなのでびっくりしました。筑波山まで行くと言ってました。

男の川コース、女の川コースに進入禁止の紙が貼られてから足が遠のいていましたが、筑波山にもまだまだいろんな道があることが分かり、これから先も楽しめそうです。

教えていただき、ありがとうございました。またお寄りください。ではでは。

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7年前にリタイア、気ままな年金生活を送っています。

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