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燕山へのもっとも安全な登山道 燕山・蛇口三角点(中編)

滑滝に入る道から分岐して、東飯田林道支線にショートカットする道は電子国土には載っていない。1年前(2021年)に来た時には、ときどき後ろを振り返って景色を確認しなければならなかったが、今回は真新しい黄色テープの目印がある。

それだけでなく、道幅も広くなり、ところどころ砂利を敷いて補修してある。まさしく登山道である。点線の道でも、これより道らしくないところは珍しくない。

東飯田林道支線に突き当たる直前では、尾根筋と沢筋の2つに道が分かれるが、どちらで進んでも林道に突き当たる。林道の出口にも、黄色テープが結んであった。

ここから10分ほど林道を歩く。車も通れる道幅で、しかもほとんど平らに整備されている。ずっと下の方で一般車通行止のチェーンが張られているけれども、長い間使われていないという道ではない。

おそらく、本来の目的である森林整備の他に、つばくろ山直下にあるいくつかのアンテナ塔の維持保全や、筑波山神社の用事に使われているのではないかと思う。

林道から再び登山道に登る場所にも、黄色テープが張ってあった。ロープも補強されていたように思う。前回来た時にはここから上がってどちらに進むか分からず他の道を通ったのだが、ちゃんと右の経路にテープがある。それも3つ4つ。

あまりテープが貼られると親切を通り越してうるさいような気がするが、ここからは電子国土でも点線の登山道だからある程度は仕方がないかもしれない。そして、傾斜はこれまでよりかなり険しい。

以前ここを下ってきた時、すべりやすくて大変な道だと思った。手がかりが少なく、道端にたくさん生えている笹をつかんで登る。このところのランニングの効果か、それほど息は切れない。

ひと登りすると、目の前に巨岩が現れる。巨岩を巻いて進むと、見上げた先にピークが見える。しかし、このピークはつばくろ山ではない。そのピークには黄色テープが貼られているだけで、そこから下ってさらに登るのだ。

スイッチバックで右左と方向を変えながら登ると、再びピークらしきものが見えてきた。まだ時間が早いのでまた偽ピークかと思ってそこまで登ると、左右から登山道が合流していた。なんと、つばくろ山直下である。

時間を見ると、まだ10時にかなり間がある。花の入公園を出発したのが7時半だから、2時間ちょっとでつばくろ山まで登ってしまった。つばくろ山を目的地とするなら、花の入公園から登るのがもっとも早いし安全である。

(この項続く)

p.s. 「中高年の山歩き」、バックナンバーはこちら

KIMG0541.jpg
林道との合流点にも、以前はなかった黄色テープが。私は10mほど先の分岐から出てきたが、すぐ下で合流する。

tsubakuro23_01.jpg
林道から直登登山道の分岐にも目印のテープがたくさん。ロープもしっかりしたものになった。

tsubakuro23_02.jpg
直登登山口の中ほどにある巨石。このすぐ上に見えるピークは偽ピークで、つばくろ山はもっと上にある。

プロフィール

taipa

Author:taipa
 

6年前にリタイア、気ままな年金生活を送っています。

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