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天気予報大外れ 当たらないなら天気図出せ!

昨日の天気予報は、午後から天気が回復して気温が上がるということだった。

私は洗濯物を干す担当だから、雨が降れば家の中で干し、天気が回復すれば外干しする。乾きが悪くて洗濯物が多ければコインランドリーへ行って乾燥機のお世話にならなければならない。

ところが、午後になっても雲は厚いし外は薄暗い。2時過ぎまでそういう状況で、それから回復しても気温は上がらない。今日は天気予報大外れだ、なんで外れたんだろうと気象庁のホームページに行ってみた。

そして、天気図を見てあっけにとられた(下図)。これで天気が回復しますと予報して天気図も出さないなんて、どういう神経をしているんだろう。気象予報士を名乗っていいのだろうか。

山に趣味のある方ならお分かりの通り、これは「三つ玉低気圧」といって、最も注意しなければならない。通過してしまえば天気は回復して暖かくなるけれども、それよりもまず天候急変に注意を喚起すべき天気図である。

この天気図で山に出かけて、どれだけ多くの事故が起こったか彼らは知らないのだろう。特にこわいのは、低気圧にはさまれた地点では疑似好天といって、一時的に天気が回復したような状況になるからである。

「疑似」だからその後すぐに悪化して、さらにひどい天気となる。実際に家でも、正午ごろ太陽が雲の間から顔をのぞかせたが、じきに引っ込んで再び厚い雲におおわれたのである。気圧も990hpa以下で、台風が来た時より低いままだった。

TVの天気予報で天気図を出さないことは以前も書いた。自分で考えない人が増えて、時系列の天気分布とかなんとか、コンピュータ予想ばかりの内容になっている。

もちろんそのとおりになれば文句は言わないが、天気予報は将棋よりも不確定要素が多すぎて、AIといえども万能ではない。気象予報界に藤井クンがいれば、いまだにAIより強いくらいである。

だから、当たらない予報よりも天気図を出してほしいと切に思う。天気図さえ見れば、最悪どういう状況になるか判断できる。それすらしないのであれば、ますますNHKに視聴料を払う意味がなくなる。

結局この日の午後3時の気温は8.9℃。最高気温は3時半過ぎの9.1℃で予想の14℃には全然届かず(我孫子アメダス)、洗濯物を乾かすには全く役に立たなかった。

トムラウシで低体温症の大量遭難があった時、翌日はぽかぽか陽気で、遺体の横を大勢の登山客が登っていたという話を思い出す。

気象予報士の連中は翌日登った奴らと同じで、天気の回復を待てばいいと思っているんだろう。だったら天気予報はいらない。

p.s. なんとなく思うこと、バックナンバーはこちら

20221222_tenki.png
昨日(2022年12月22日)午前6時の天気図。これを見て午後から天気が回復って言うんだから、気象予報士を名乗ってほしくない。コンピュータ予想じゃなく、ちゃんと天気図を出せという話。

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Author:taipa
 

7年前にリタイア、気ままな年金生活を送っています。

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