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雨引山・蛇口三角点・三本杭(後編)

さて、この日もうひとつ確かめたかったのは、雨引山・燕山稜線から花の入公園に下りる道であった。

ネットを探すと、三本杭という場所から東飯田林道支線に下りることができるらしい。東飯田林道支線は、花の入公園から燕山登山口を経て加波山神社直下まで伸びている道である。その名のとおり、三本の杭が立っているそうだが、記憶にない。

ここまでの何本かの踏み跡は東に伸びていたが、蛇口三角点からは西側に踏み跡がある。方向的にみると、大曽根集落あたりに下りる道かもしれない。三本杭はもっと先のはずである。

344m独標のあたり、東側から登山道が合流するところにも、西側に下りる踏み跡のようなものがある。しかし、あまり使われていないのか茂みになってはっきりしない。

電子国土を見ると、稜線と林道が接近している場所が怪しい。なぜ稜線まで伸ばさなかったのか謎だが、崖や急斜面がある訳でもないのに林道が唐突に終わっている。

行ってみると、そこは見覚えのある場所であった。三本の杭は気付かなかったが、「二輪車通行禁止」の看板がある。この先、赤土の滑りやすい斜面に自転車の細いタイヤの溝が掘れて、たいへん歩きにくくなるのである。

通行禁止の看板が稜線を向いているのでそちらから来るのだろうと思っていたが、ここまで自転車が上がってくるのは三本杭の下からの方がずっと入りやすい。それだったら、看板の向きが違うような気がする。

三本の杭は、まさに林道から車の進入ができないように設置してあるように見える。そして、すぐ下の林道まで、踏み跡というより作りかけの林道のような太い道が通っている。これが、1/25000図にも電子国土にも載っていないのである。

スマホで方向を確かめながら三本杭から下る。すぐに、砂利道の林道にぶつかる。道は左右に伸びているが、麓に向かうのは右のはずだ。

砂利が敷いてあって、車の轍も残っているから使われている林道である。道なりに下って行く。左右の林の中に入る踏み跡がいくつも見えるのは、森林の管理に使っているのだろうか。

ヘアピンカーブを回ると、チェーンが掛かっているゲートに出た。「進入禁止」の看板がある。そこから上は車は入れないが、自転車ならかついで越えられるだろう。実際、以前すれ違ったマウンテンバイクの集団は、ここから入ったはずである。

妙なのは、ゲートの下にも、「進入禁止」の看板がたくさんあることであった。ゲートより先が進入禁止ではなくて、林道全部が進入禁止なのだろうか。二輪車はともかく、歩く分にはどうこう言われることもないと思うが。

さすが林道で、道幅は広いし傾斜はゆるやかである。のんびり歩いていると、見覚えのある道に出た。ここは、花の入公園のすぐ上である。

砂利道の林道が舗装道路にぶつかる。ここを左に進むと花の入公園だが、岩瀬駅へは右である。やまざくらGOまでかなり時間があったので、岩瀬駅まで1時間半歩いた。朝の濃霧が嘘のように晴れ渡って、暖かくなった。

この日の経過
JR岩瀬駅(53) 8:25
8:55 御嶽山(230) 9:00
10:00 雨引山(409) 10:25
11:30 蛇口三角点(265) 11:30
11:55 三本杭(330) 12:00
12:55 東飯田林道舗装路 13:00
14:30 JR岩瀬駅(53)
[GPS測定距離 16.8km]

p.s. 「中高年の山歩き」、バックナンバーはこちら

SH3B0317.jpg
三本杭(右の木の横に見える)の目印は「二輪車通行禁止」の看板。三本杭の下から登ってくるのだろうから、この方向に書いてあってもという気がする。

KIMG0531.jpg
三本杭のすぐ下から東飯田林道支線。しばらく下りるとチェーンがあって車は入ってこられないようになっている。

KIMG0532.jpg
大曽根まで下りてもこの時間にバスはなく、岩瀬駅まで歩く。万歩計は3万歩になった。右にこの日歩いた稜線が見えた。

プロフィール

taipa

Author:taipa
 

6年前にリタイア、気ままな年金生活を送っています。

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