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もともとの札所・八幡宮をお参りする 五十七番栄福寺(後編)

栄福寺の境内はコンパクトで、参道がUの字型になっている。だから、石碑のある入口の真横、石垣の裏が本堂となる。本堂の前、山側に大師堂、Uの字の底辺のところに売店と納経所がある。駐車場の奥に見えた大きな建物は、庫裏兼ご住職一家の自宅のようだ。

こちらのご住職は先代のお孫さんにあたり、大卒後すぐにこの寺を継いだ。納経所前の本堂に向かうところに掲示板があり、ご住職の著書「ボクは坊さん」のポスターが貼られている。

この本は、ご住職が連載されていた「ほぼ日」こと「ほぼ日刊イトイ新聞」の記事をまとめたものである。ほぼ日は、吉田戦車のエハイクくらいしか見なかったので読んだことはない。

本堂も小ぶりなので、葬儀とか法事をする時には多人数入れる大きな部屋が必要と思われ、駐車場から見える大きな建物にはこうした施設も含まれるのかもしれない。ご住職のお父上は現役の教師とのことなので、ダブルインカムで大きな家も建てられるのだろうなどと世知辛いことを考えてしまった。

ちょうどお昼時なのでご朱印をいついただこうかと思っていたら、私の後にお参りしたおばさん2人連れが納経所に入って行ったので、終わった頃合いを見計らって納経所に入る。窓口に待機されていたのはまだ若い女性で、あるいはご住職の若奥様なのかもしれない。昼休み時間にいていただけるとたいへん助かる。

ご朱印をいただくついでに、八幡宮の場所を聞いてみる。「登って来られた坂道をそのまま上がっていただくと、山の上にあります。ちょっと道が荒れているかもしれません」とのことであった。

一休みして、八幡宮まで登る。少し距離がありそうなニュアンスだったので、重いけれどもリュックを背負って行く。坂道はすぐに石段となり、上の方まで続いている。石段はところどころ崩れていて、なるほど荒れている。頭の上に電線が通っているので上に建物か少なくとも電灯があると思われる。木々が電線を覆い、昼なのに暗い。

10分ほど登ると、頂上に達する。広くなっていて、いきなり社務所と自販機が見えたのにはびっくりした。電柱は栄福寺経由であるが、表参道は逆側の集落から上がってきているし、もう一本車道も通っている。栄福寺経由はあまり使われない裏参道といった趣きであった。

本殿は栄福寺の本堂よりも大きく、真新しい犬の絵が貼られていたので初詣客も多かったのだろう。さすがにかつての札所である。二礼二柏手一礼でお参りする。残念ながら、社務所は無人で自動販売機だけが動いていた。

本殿から一段下がったところに、昭和五十四年建立の「一千百年式年祭」の石碑がある。1979年から1100年を引くと869年、清和天皇の御代である。つまり、空海よりも新しいが、清和源氏よりも古いということになる。

この八幡宮で特筆すべきは、本堂前からの瀬戸内海の眺めである。標高100mなので眼下に今治市街がはっきり見え、しまなみ海道まで一望の下にある。なるほどここに火を焚けば闇夜であっても目印となることは間違いなく、海上安全の神のいる場所というのもうなずける。佐礼山では高すぎて雲や霧に隠れる可能性があるし、ここより低いと遠くから見通しが利かないだろう。

[ 行 程 ]
泰山寺 10:50 →
[1.0km] 11:10 喫茶デリシャス(昼食) 11:30 →
[0.4km] 11:40 日高荘前休憩所 11:45 →
[2.2km] 12:15 栄福寺 12:40 →
[0.2km] 12:50 石清水八幡神社 13:00 →

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本堂と右側に大師堂。石清水八幡宮の別当寺であったためかコンパクトだ。


栄福寺から5分ほど石段を登ると、石清水八幡神社がある。寺からの参道はだいぶ荒れているが、逆側から車道と参道が昇ってきている。そちらが表参道だろうか。


石清水八幡神社から瀬戸内海の眺めはたいへんにすばらしい。この日は風もなく暖かで、花粉が飛んでなければ言うことなしでした。

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