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印西大師31 雨で2日休んで火曜日に再開

4日目を土曜日に歩いた後、日曜日・月曜日は雨だった。昔の人はこういう時どうしたんだろうと奥さんと話す。「きっともう一晩泊まって、一日お茶飲んでたんだよ。」と奥さん。「全然大丈夫だよ。しゃべってりゃいいんだから。」

おそらく、そうなんだろう。役目のある人達は雨でも歩くだろうけれど、みんながそうするとは思えない。多くの人達は、天気が良ければ巡行に付き合うけれども、早めに打ち止めにして旧知の人達と食べたり飲んだりしたのだろう。

桜のきれいな場所とか、お接待が豪勢な集落にみんなが集まって、そのままお籠り堂で雑魚寝したのかもしれない。半世紀前には、多くの家が専業農家だった。1年のうちで数少ない、のんびりできる時期だったはずである。

そのお籠り堂が、高度成長期以降に地域の集会所や青年館として整備されたが、何かあった場合の避難所として自治体の予算が下りたのかもしれない。私が越してきた当時(20年前)でも、自治会の行事は炊き出しの練習だと市役所の人が言っていた。

2022年4月5日、3日ぶりに晴れた。前回の打ち止め地点である宗像(むなかた)郵便局まで、奥さんに送ってもらう。平賀支所よりかなり近いのですぐに着き、8時少し過ぎから歩くことができた。

岩戸集落はすでに半分くらいお参りしたので、この日は宗像神社から。もともとこの地域は宗像村。現在も郵便局だけでなく小学校名にも使われているだけあって、旧印旛村にたくさんある宗像神社の中でも境内は最も広い。

近年奉納されたと思われる狛犬の奥に灯篭、その奥に鳥居があり、本堂までの参道も長い。県道のすぐ脇にあるが、鎮守の森はきちんと残されている。

番外札所西福寺は、宗像神社から県道を渡ったところにある。やはり境内は広く本堂も立派である。共同墓地や庚申塔もこちらに多かったので、地域の菩提寺はここだったかもしれない。宗旨は臨済宗で、当地では珍しい。

再び県道を渡り、集落の外周をぐるっと回る。大きなグラウンドのある印旛西部公園の上あたりに、八十六番岩不動がある。

名前のとおり、地域で信仰を集めていたご不動様を祀ったお堂で、老朽化が進んだため平成になってから改修されたと説明板がある。白木造りで真新しいお堂である。

不動堂のはす向かいに、八十六番札所がある。こちらは不動堂より古いものである。一段下がったところに「西方公民館」の表札がかかった集会所がある。

そのまま坂を下って西部公園へ。ここは、たまにお散歩で来るところである。前日までの雨でグラウンドには大きな水たまりができていた。この日は晴れ予報だが朝方のためかまだ雲が厚い。


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5日目は曇りで午後から晴れの予報。この日は岩戸集落からのスタート。大きな宗像神社があり、小学校・郵便局も宗像小学校、宗像郵便局である。

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宗像神社から道路の反対側に、臨済宗西福寺がある。明治ルートにも載っている番外札所で、雰囲気がいい。

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岩不動は名前のとおり不動明王をお祀りしている。平成になってから、地元有志のご尽力で改築されて新しい。右が札所の大師堂。

プロフィール

taipa

Author:taipa
 

6年前にリタイア、気ままな年金生活を送っています。

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