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ゴーラ沢出合からいっぺんに険しくなるツツジコースを行く 檜洞丸(中編)

終点までバスに乗っていたのは10人ほどで、みなさんビジターセンター前で支度している。林道で私を抜いて行ったシニア男性2人組は登山口に入らずまっすぐ進んだので、大室山に行ったのかもしれない。登山口に入ってすぐ、単独行の女性に抜かれた。他の人達は、畦ヶ丸に向かったのだろうか。

西丹沢ビジターセンターでは定期的に現地情報を更新していて、最新情報では「紅葉は盛りを過ぎた」ということだった。とはいえ、登山口からひとしきり登った後のトラバース道では、まだまだ赤や黄色にきれいに色づいていた。景色を楽しみながら1時間ほど歩いて、ゴーラ沢出合に到着。

ゴーラ沢出合は東沢にゴーラ沢が合流する場所で、白い岩が川幅全体にうず高く積み重なっている。以前歩いた尊仏の土平とよく似ているのは、地質も地形も似ているから当り前かもしれない。平らな石の上に腰かけて、1回目の小休止。この近くに水場があるということだが、よく分からなかった。

ちょうど歩き出そうとした頃、後続の2人組が小さく見えてきた。声からすると女性のようだが、できれば静かに歩きたいので早々に登り始める。ゴーラ沢出合からは急階段を登るとガイドブックにあるが、急なのは階段だけではなくその後の登り坂も同様である。これまでのような緩斜面は全くない。

どんどん高度を上げていくが、その割に息切れしないのは体調が悪くない証拠だろう。芦ヶ久保丸山ではこのくらいの時間でもう辛かった。もっとも、ここできつかったら頂上までもたないのであるが。

次の休憩地は「展望園地」とガイドブックにある。実際の道案内では「展望台」と書かれている。そのあたりまで登ってくると、西に大きく立ちふさがっていた畦ヶ丸が目の高さにまで下がってきて、その後ろから富士山が姿を現わす。そこが「展望台」で、ベンチが一つだけ置かれている。

11時ちょうどに展望園地に到着し、水分補給とエネルギーゼリーで栄養補給。この日は水2.5㍑とお湯0.4㍑、食糧は夜の分まで持ってきている。水も食糧も十分で、あとは暗くなるまでに下山すればいい。バスは少々遅れたが、特に問題はなかろう。

休んでいる時に、シニア男3人組が下りてきた。場所を空けなくてはいけないかなと思ったら、休まずにそのまま下りて行った。この時間にここを通るということは、朝早くに登り始めたものと思われたが、一気に下れるというのは大したものである(帰りに下る時に痛感した)。

息が整ってきた時分に、後続の2人組が登ってきた。女性2人組であった。一人は早く登って、もう一人が追いつくのを待っている。さわがしく大声を出すのは後ろの人のようだ。追いつかれる前にリュックを背負って場所を空け、歩き始める。あわてていたので、日焼け止めを塗り直すのを忘れてしまった。

ゴーラ出合・展望園地間のコースタイムは1時間なので、ここまでコースタイムで登れている。私にしてはかなりのハイペースである。これまた、前泊した効果であろうと思われた。そして、後続の2人に休憩している間追いつかれなかったということは、私より速いペースという訳ではなさそうだ。

ここまで順調に登ることができたが、問題はここからである。檜洞丸まであと1.8km、標高差550mほどをコースタイム1時間半というのは、私には厳しいように思われた。とりあえず、次のベンチは標高1400m地点にある。そこまでまず登らなければならない。

相変わらず傾斜はきつい。ツツジコースという名前は穏やかだが、わずかの距離の間に標高差1000mを登るのだから傾斜は急に違いなく、そのことは1/25000図で分かっていたのだけれど、やっぱりきつかった。たまに木の階段になるが基本は岩交じりの急坂で、鎖も何ヵ所か出てくる。危険個所はほとんどなく、危ないとすれば下る時と思われた。

汗は絶え間なく噴き出してくるので、2.5㍑持ってきた水もすでに1㍑消費した。行く手には右からもう一つの稜線が見えてきている。あれが石棚山稜に違いない。とすると、その手前でベンチが出てくるはずなのだが、なかなか出てこない。コースタイムでは石棚山稜分岐に着いていい時間なのだが、かなり遅れているのは私のことだから仕方がない。

少し前から、太腿の上の方がぴくぴく痙攣するのが気になる。ふくらはぎが攣るのはしょっちゅうだが、この違和感は記憶する限り初めてのことだ。あるいは、午前5時に朝食の後、行動食しか取っていないのでHPが足りないのだろうか。

(この項続く)

p.s. 「中高年の山歩き」バックナンバーはこちら。モバイルフレンドリー対応済。


東沢とゴーラ沢が合流するゴーラ沢出合は、大きい岩がごろごろしていて尊仏の土平を思い出した。平らな岩に腰かけて小休止。


ゴーラ沢出合を過ぎると、とたんに道が険しくなる。


ツツジコースと名前は穏やかだが、標高差約1000mを一気に登る厳しい道。それでも、犬越路経由の熊笹ノ峰ルートより安全とのこと。

プロフィール

taipa

Author:taipa
3年前にリタイア、気ままなリタイア生活を送っています。
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