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幸運は逃げる・不幸は寄ってくる ~年金生活雑感

ほぼ毎日ブログを書いている。アクセスはそれほど多くはないけれども(最高記録は14年前の1日2,397件である)、あまり気にしないようにしている。気にしても仕方がないし、人目を引くような記事を意識して書くのは気が進まない。

これまで生きてきてなんとなく感じるのは、幸運は逃げるし不幸は寄ってくることである。ブログなどで自慢話やラッキーだった話をすると、不思議と幸運が逃げていく。

では、逆にアンラッキーな話をすれば不幸が逃げるかというとそんなことはなくて、こちらはもっと寄ってくるのである。不公平だと言っても仕方がない。

幸運が逃げるのは、そういうことを言うと他人の反感や妬みを買うことになり、巡り巡ってよくない方向に進むという理路はなんとなく分かる。では逆はどうなのか。

おそらく、「他人の不幸は蜜の味」で、多くの人は他人が不幸になるのをかえって喜ぶのである。みんなが、もっと不幸になれと願うとすれば、これもまたあまりいい方向には進まないだろう。

だから、ブログで自慢話や不幸話をするのは、あまりよくない結果をもたらす場合が多い。ブログでなくても日常生活でも大体同じである。そんなに単純な話ではないかもしれないが。

不幸話をすると他人の注目を引くので、アクセスが増える。とはいえ、増えたアクセスが「もっと不幸になれ」という念の集まりだとすれば、そんなもの増えてどうするんだという世界であろう。

前にも書いたが、私の想定読者は過去の自分であり将来の自分である。だから、そうした悪い念が集まることはないはずだが、犬も歩けば棒に当たるということわざもある。余計なことはしない方がいい。

気を付けなければならないのは自慢話である。自分では自慢しているつもりはないのに、そう感じる他人がいるかもしれない。

10年以上前から年金生活の記事を書いていて、月に20万円あれば普通の暮らしができるはずと主張してきた。当時は「年金生活には月30万円必要」などと新聞や雑誌が平気で書いていた。

10年経って、私の書いていることがまともだとはっきりしたけれども、そういう記事をいま読んだ人の中には「そんなの当り前でしょう」とか「月20万円いただけるんですか。自慢ですか?」という人がいても不思議ではない。

あれこれ考え合わせると、沈黙は金。あまり目立たないように発言は控えるのがいちばん賢いのかもしれない。

p.s. 年金生活のバックナンバーはこちら

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幸運は逃げるし不幸は寄って来る。自慢したつもりはなくても、自慢話ととられれば反感を買う。アクセスなど少ない方がいいのかもしれない。

コメント

ブログ続けてください

御無沙汰しています。毎日楽しく読ませていただいています。

>アクセスはそれほど多くはないけれども(最高記録は14年前の1日2,397件である)
一昔前のブログがない時代であれば、見ず知らずでしかも地理的にバラバラな人と一方通行であれ何であれ1日に複数人と接点が持てるなど考えられませんでした。そういう観点から見ればアクセスが多くなくても複数人からあるだけで素敵なことだと思います。

>私の想定読者は過去の自分であり将来の自分である
今までブログを読んでいて感じるのですが、おそらくtaipaさんが想定した読者の「過去の自分」に私は当てはまっているような気がします。
「将来の自分」の方は“?”なのですが、今後どうなるか見極めるためにブログを読む楽しみが増えました。

私は現在66歳でほぼtaipaさんと同じ時代を生きてきました。またおそらく現役時代の職種も同ジャンルだと思います。
ですから「ブログのここの部分“わかるゥー”」といった感じで読んでいます。ブログの毎日更新はかなりヘビーだと思いますがいつまでも続けてください。


コメントありがとうございます

>> 読者様

コメントありがとうございます。また、いつもお読みいただいてありがとうございます。

梅雨でぱっとしない天気が続き、山に行くこともできない毎日ですが、6月なのに40℃というヨーロッパ、50℃というインドと比べれば、ぜいたくは言っていられないですね。家では昨晩からエアコンを使うようになりました。

> 見ず知らずでしかも地理的にバラバラな人と一方通行であれ何であれ1日に複数人と接点が持てるなど考えられませんでした。

子供の頃にはまだ電話すら多くの家庭になかったので(連絡簿に「呼出」なんて書かれていた時代でした)、技術の進歩に驚くばかりです。おっしゃるように、地理的制約なく似た考えの人達と接点が持てるのは、すばらしいことだと思います。パソコン通信時代に多くの知り合いを得た私ですので、こういう時代でなければほとんど孤立していたでしょう。

> 今までブログを読んでいて感じるのですが、おそらくtaipaさんが想定した読者の「過去の自分」に私は当てはまっているような気がします。

そう言っていただけるとうれしいです。でもきっと「将来の自分」でもあるんですよ。いまでも、よく十年位前の自分で書いた記事を読み返しています。ほとんどいまと同じと思う半面、まだまだ娑婆っ気が抜けていないようにも思います。サラリーマン生活を振り返って、いまの自分が過去の自分にアドバイスできたら、もう少し楽な人生を送れたような気がします。

> ブログの毎日更新はかなりヘビーだと思いますがいつまでも続けてください。

ありがとうございます。私としては昔付けていた日記のように習慣になっていて、書きたいことも出てくるので続けることができています。歳のことを考えるとずっととは恐ろしくて言えませんが、お読みいただければ幸いです。引き続きよろしくお付き合いください。

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プロフィール

taipa

Author:taipa
 

6年前にリタイア、気ままな年金生活を送っています。

過去のnifty(2005-2014)、忍者(2014-2018)、当サイト(2018- )の2021年までのブログ記事は、下のリンクからホームページでご覧いただけます。

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