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記事一覧

兼好法師「徒然草」(続き)

たびたび登場するのが寺や僧侶の話題である。兼好が得度したのは比叡山横川とされているが、御室に住んだことから仁和寺についての記事が多く、鎌倉ゆかりの真言律宗や浄土宗についても何段か書かれている。教科書によく載っている「先達はあらまほしきものなり」は仁和寺の法師の話だが、どうみてもあまり誉めていない。仁和寺は兼好法師のご近所ではあるものの真言宗御室派で、比叡山延暦寺とは関係が遠く、そういったこともある...

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兼好法師「徒然草」

昔、受験の頃は「吉田兼好」と覚えたものだが、兼好の時代にはまだ吉田姓は使われておらず「卜部」だったので、いまは兼好法師が作者ということになっているらしい。いずれにしても、通読したのは今回はじめてである。試験勉強ではないので、現代語訳を読んで気になるところは原文を当たるという体力節約的な通読である。探してみると、現代語訳は内田樹先生がなさっている。ユダヤ語訳をしている先生なので勘どころはつかんでいる...

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先崎学「うつ病九段」

先日行われた王位戦第6局の立会人は、先崎学九段であった。先崎九段は一昨年(2017年度)途中から病欠休場したのだが、それはうつ病で入院したためであった。復帰してすぐの昨年度はなかなか勝てず順位戦も降級したが、今年は順位戦でも勝ち星をあげているし、こうして立会人を受けているから順調に回復しているようである。先崎といえば、われわれの世代には将棋界最後の内弟子として有名である。米長永世棋聖が、将棋界の貴重な伝...

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福井勝義「焼畑のむら 昭和45年四国山村の記録」

この本は、当時すでに奥深い山村で最後の焼畑集落と呼ばれた椿山(つばやま)を舞台とした調査報告と関連論文をまとめたものである。初版は1973年と45年前であるが、最近になって(2018年)復刊された。椿山は、四国遍路で歩いた岩屋寺からさらに奥に進んで県境を越え、国道から数km奥に入った標高500mを超える高地にある。調査当時でも30戸ほどの小規模な集落だったが、平成26年に定住しているのはわずか1戸、家の維持管理に通う...

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金邦夫「すぐそこにある遭難事故」

山岳事故の記録は折に触れて読むようにしているが、救助もするし文章も得意という人はそれほど多くない。すぐ頭に浮かぶのは羽根田治氏と金副隊長で、金副隊長の書いたものには、よく知っている道が頻繁に出てくるので興味深く読ませていただいている。金(こん)副隊長は警視庁で山岳救助を担当してきたベテランであるとともに、今上天皇陛下の山行警護にずいぶん昔からあたっていた。管内の山岳事故や四季折々の様子をまとめた副...

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プロフィール

taipa

Author:taipa
3年前にリタイア、気ままなリタイア生活を送っています。
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