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記事一覧

ラリー・オルムステッド「その食べ物、偽物です」

原題 Real food, Fake food 、日本語訳の副題が「安心・安全のために知っておきたいこと」。米国の料理ジャーナリスト、ラリー・オルムステッドの著作。ただ、読み進むうちにだんだん疑問符が頭の中で大きくなる。この人は一体何を問題にしているのだろうか?この本の最初には、クラフト社の粉チーズはボール紙を削ったらこんな味がするだろうと思わせる。これは比喩ではなく、同製品には4%から8%、植物由来のセルロース成分が...

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森本あんり「反知性主義」

反知性主義という言葉が、最近わが国でもよく使われるようになった。ニュアンスとして、反インテリ、反体制、理屈じゃなくて感性、のような感覚があるが、この言葉が生まれた米国と日本ではかなりの違いがあることがこの本を読むとよく分かる。端的にいうと、日本においては「私がそう思うから」が根拠なのに対して、米国では「聖書にそう書いてある」が根拠なのである。そこを理解しないと、反知性主義という言葉が底の浅いものと...

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堤未果「貧困大国アメリカ」

昨年の大統領選で、普通に考えると自分達のための政治をするはずのないトランプを、暮らし向きが中程度以下の白人層が支持している様子をみて、なんだかアメリカは妙なことになっていると感じた。そういう問題意識でこの本を読んだのだけれど、病巣は想像以上に深いようである。ルポルタージュはまず、貧困家庭が生み出す肥満の問題から始まる。米国では、学童への給食を無料または割引で行う給食プログラムの有資格者の割合が、40...

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石井あらた「山奥ニートやってます」(続き)

この本を読みながら、ニートって何だっけとまず思った。ニートとは、"Not in Education, Employment or Training"の頭文字をとったもので、学生でなく、雇用されておらず、職業訓練中でもないという意味である。もともとイギリスの行政政策から20世紀末に出てきたお役所言葉である。だから、専業主婦が定義上含まれてしまうことは当時から問題とされてきたし、日本では、フリーターとかいわゆる「引きこもり」とほとんど区別されな...

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石井あらた「山奥ニートやってます」

たまたまこの本のことを知り、図書館で予約したのが回って来たので読んでいたら、NHK朝7時のニュースで採り上げられたのでびっくりした。こういう本が受け入れられる世の中になるのは、すばらしいことだと思う。まず私個人のことを言うと、いま考えるとアスペルガーで適応障害だったのは間違いないと思うけれど、半世紀前はそういう言葉がなかった。癇の強いつきあいにくい子供で、20歳を超えてもその性格は変わらなかった。職場...

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プロフィール

taipa

Author:taipa
 

4年前にリタイア、気ままなリタイア生活を送っています。

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2021/03/26 FC2移行以来の累計アクセス数が10万件となりました。ご愛読ありがとうございます。

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