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記事一覧

上田秋成「雨月物語」「春雨物語」

上田秋成の「雨月物語」は受験に出てくる江戸時代文学の代表作の一つだからもちろん名前は知っていたし、「菊花の約」はいろいろなところで引用されるから読んだことがあった。ただ、イメージ的に「南総里見八犬伝」に近いので、やたら長くて厚い本なのだろうと思っていた。ところが実際には、雨月物語は短編9作、春雨物語は11作(上下に分かれた作品があり実質10作)であり、日本古典文学全集1冊にも満たない。それほど気負わなく...

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小熊英二・姜尚中「在日一世の記憶」

韓国のどこかの街で、慰安婦像に土下座する安倍首相(?)像が展示され、官房長官が「外交儀礼に反する」とコメントするなどニュースになっている。だからという訳ではないが、今日はこの本について。コロナによる公共図書館の休業が明けて、借りてきたのはこの本である。集英社新書はどこの図書館でも置いてあるが、この本は普通の本の3倍ほど厚い。内容は、在日一世52人へのインタビューである。民族問題にも差別問題にも詳しい...

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須田桃子「捏造の科学者」

この事件については、当時、森博嗣氏の「科学的とはどういうことか」の書評で軽く触れただけだった。改めて書いてみたいと思っていたが、いつの間にか世間の話題にすら上がらなくなっていた。ずいぶん昔のことのように思うけれども、最初の記者会見が2014年1月だから、まだ6年しか経っていない。昨今のコロナ騒ぎで、2ヵ月以上経つのにマスクや消毒用アルコールの品薄は解消されない。もし早川と土屋クンがいたら、あっという間...

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大原扁理「年収90万円で東京ハッピーライフ」

「貧乏神髄」の川上卓也がその後の生活記録を書かなくなって以来(耐乏Press Japanはとうとう”503 Service Unavailable”になってしまった)、この分野でなかなかしっくりくる本がなかった。この本は久々に読んだしっくりくる本である。とはいえ、著者は自分が「節約」をしているとは考えていない。「やりたいことをするために稼ぐ生活」から、「やりたくないことをしないために身の丈に合った生活」にしただけである。私が60年か...

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福本博文「ワンダーゾーン」

この間、学生会館らしき場所にいる夢をみた。なんでそんな夢をみたんだろうと考えているうちに、自分が学生会館のような場所で過ごしたのは大学の心理学研究サークルだけだったのを思い出した。そういえば、その2~3日前にこの本を読んだのだった。私の若い頃、超能力とか超常現象がたいへんはやっていた。私もそういう方面に関心が深かったのだが、大学の心理学の授業はネズミを迷路に入れるとどうなるかとか、ゴリラの赤ちゃん...

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プロフィール

taipa

Author:taipa
 

4年前にリタイア、気ままなリタイア生活を送っています。
過去のnifty(2005-2014)、忍者(2014-2018)、当サイトの15ヶ月を経過したブログ記事は、下のリンクからホームページでご覧いただけます。

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