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高校生の大集団とともに吾野駅まで 関八州見晴台(後編)

関八州見晴台まで車道を通っても行けるようだが、東海自然歩道の標識が現われ登山道に誘導される。この道は個人的に「高速登山道」と呼んでいるように、環境省管理のもと整備が行き届いているので有名である。(「四国の道」はそうでもないのだが)

高山不動尊から標高差150mほど、途中で丸山という小ピークを越えて、なだらかな坂道を登って行くと30分ほどでそれほど苦労せず展望台に到着する。白滝から高山不動までの道よりも歩きやすいのは、「高速登山道」の面目躍如である。

見晴台には東屋が置かれ、高山不動尊奥ノ院がある。かつてはこの奥ノ院が修行の場だったのかもしれない。関八州見晴台と呼ばれるだけのことはあって、周囲4方向開けている。以前より樹木が茂っているとのことで、掲示されている昔の案内図と同じ景色は見られないが、それでも関東一円の山々が視界に入ってくる。

この日は薄曇りで遠くが霞んでしまい、新宿の高層ビル群や東京湾、富士山は見ることができなかったが、ぼんやりと檜洞丸あたりまでは望むことができ、まるで水墨画のように重なる山並みを楽しむことができた。

東屋の他にベンチがいくつかあり、そのうちの一つに座ってお昼休みをとる。半月前のお遍路歩きの時から、固形物を食べるよりエネルギーゼリーとかフルーツ詰め合わせパックを食べる方が調子がいいように思うので、今回はEPIガスは持ってきていない。ただ、思い思いに昼食をとる周囲のシルバー達を見ると、EPIガスが多数派のようであった。

しばらく休んで下山に移る。登りと同じ道を下っているつもりだったのだが、見覚えのない場所に出た。しかも、大勢の高校生が歩いている。何が起こったかと思った。

とりあえず、下り方向に歩くけれども、高校生の集団と同じ流れである。西武鉄道のパンフレットを見るけれどもよく分からない。電子国土データのプリントアウトも見たが、このあたり道が込み入っていてよく分からない。落ち着いて現在位置を確認したいのだが、高校生が大騒ぎしているので頭が働かない。

ところどころに「午前10時から午後4時まで、県立XX高校の強歩大会を行います。よろしくお願いします」と書いてある。前回は幼稚園・小学生の団体、今回は高校生の団体である。たまたま来ているのに、来るたびに大集団に合ってしまうのは、普段の心がけが悪いのだろうか。

高校生は簡易舗装のコンクリの道を下って行く。この先ずっと一緒なのはたまらないので、「→八徳」の標識にしたがって登山道に入る。八徳はこれから通るはずの集落なのでここを通れば帰れるはずだが、ハイキングコースがこの道である保証はない。でも、騒がしいよりましである。

登山道に入ると途端に静かになった。とはいえ、案内標識がないので、あとどれくらい歩けば麓に着けるのか分からない。道はスイッチバックでどんどん標高を下げて行くが、行く手に見えるのは森ばかりで人里がある気配はみえない。あるいは遠回りしているのかもしれないが、下っているのだから目的地には近づいているはずである。

ずいぶん歩いたような気がしたが、傾斜がなだらかになり道幅も広くなり、地元の水道施設のような構造物が見えてくると間もなく八徳集落になった。関八州見晴台からほぼ1時間かかったが、結局この道が西武鉄道推奨のハイキングコースだったようである。

八徳は谷間の小さな集落だが、建っている家は農家でなく普通の民家である。ずいぶん山の中にあるけれども、普通のおじさんが家の周りを見回っていた。そういえば、奥多摩の山中、いまは廃村となった峰集落に住んでいたのも、もともと秩父から移住してきた一族という。先祖代々山の中に住んでいると、少々の山は平気なのかな、などと思ってしまった。(よく考えると、失礼なことである)

八徳集落から先は、吾野駅まで約4kmの舗装道路を歩く。途中から、再び高校生の群れが合流してきてにぎやかになった。私が迂回している間に中心集団は先行したようで、比較的まばらになってそれほどうるさくもなくほっとした。途中、先生方が監視しており、その表示を見ると吾野駅まで20km歩くという学校行事だったようである。

この日はいい天気になるはずだったのだが、1日曇りで気温が上がらず、大汗をかいたまま服がかわかず、濡れたまま歩いたのでたいへん寒かった。吾野駅から送迎バスで休暇村奥武蔵に行き、日帰り入浴でようやく温まった。

30分ほどお風呂休憩の後で吾野駅に戻ると、先生方が机や椅子の後片付けをしており、最終集団の生徒が電車を待っているところだった。もっと楽にこなせるコースかと思っていたのに、歩いてみるとちゃんときつかった。それでも、翌日以降足が痛くなることはなかったので、コンスタントな山歩きで体力は付いてきたようであった。

この日の経過
西吾野駅(208) 7:50
8:50 登山道入口(252) 8:50
9:05 高畑一軒家付近(379) 9:20
9:35 白滝(512) 9:40
10:25 高山不動尊(562) 10:45
11:25 関八州見晴台(775) 11:45
12:55 八徳集落(334) 12:55
13:50 吾野駅(161)
[GPS測定距離 12.6km]

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高山不動尊からさらに30分、標高差150mほど登ると奥ノ院のある関八州見晴台。東屋の他にいくつかベンチもあり、10人以上お昼をとっていました。


晴れていれば都心の高層ビルも望めるということだが、この日は曇りで山並みもおぼろ。でも、うっすらと丹沢あたりまでは見えた。


帰りは高校の行事とぶつかって、ずいぶんとにぎやかでした。最後のひと登りで、吾野駅までもうすぐ。