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伊予西条・湯之谷温泉

四国お遍路を歩いていて、この日、石槌神社会館に泊まったのは私ひとりだった。

「お風呂は湯之谷温泉まで送迎します」お世話してくださった会館の方がそう言った。

「行きだけでいいですよ。帰りは自力で大丈夫です」と言ったのだが、

「街灯もあまり付いてませんし、お墓とかあって寂しい道ですから迎えに行きますよ」ということなので、お言葉に甘えることにした。

行き帰りの車の中で聞いたことだが、この湯之谷温泉はもともと地元の人達が使う温泉だったそうである。結構狭い道を入って行くし(国道方面からは比較的広い)、周囲は普通の住宅である。

考えてみれば、ほとんどの家に内風呂が付いたのはそれほど古いことではない。私の子供の頃は、まだお風呂屋さんがそこかしこで営業していた。この温泉もそういうお風呂屋さんのような温泉だったらしい。

施設を新しくしたのはつい最近のことです。それまでは、本当にお遍路宿のような旅館だったのですが、ホテル並みにきれいになりました。」

ホームページをみると、なるほど立派な部屋になっていて、料金も石槌神社会館より高い。立地的には地元の人やお遍路が主な客層のように思えるが、より広く観光需要を期待しているようである。

受付で「手ぶらセット」のタオルとボディソープ、シャンプーをいただいて、別棟の浴室に向かう。ホームページによると、斉明天皇が入ったという伝説があるそうで、そういうイラストが載っている。伊予の札所には、斉明天皇の勅願とする寺がいくつかある。

浴室に入る。敷地内に湧出する鉱泉を沸かしたお湯で、かけ流しだそうである。湧出量がそれほど多くないのか、浴槽は比較的小さめで、高温と中温の2つの浴槽がある。入っているのは、地元のおじいさんばかりだ。備え付けのシャンプー等がないのも地元のお風呂屋さんらしい。「手ぶらセット」が役に立つ。

分析表によると、ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉で、昔風にいえば食塩泉・重曹泉ということになる。くせのないお湯で、特に刺激はないが、熱い方の浴槽に入るとなかなか厳しい。地元のおじいさんは熱い方がお好みのようだ。

この日は雨の中、横峰寺まで標高差700mを登り下りしたのでかなり疲れたが、ぬるめの浴槽で足をよく揉みほぐしたらかなり楽になった。翌日以降に疲れが残らなかったのは、この温泉のおかげもあったと思う。

p.s. 国内紀行記事、他にもいろいろあります。温泉探訪記バックナンバーはこちら。モバイルフレンドリー対応済。


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湯之谷温泉。近年改装されてきれいになったそうだ。遍路地図には「湯之谷温泉旅館部」とあるが、「温泉部」はすぐ左の建物である。