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橋本治「九十八歳になった私」

「背中の銀杏が泣いている」は同時代だから知ってはいるものの、橋本治の作品はあまり購読意欲が湧かないというか、再び読もうという気が起きにくい作家なのである。その理由はというと、何かノリノリで書いてはいるんだけれど、自分だけ分かっているというか、楽しんでいるというか、そういう気がするのである。この人は、推敲してないんじゃないかと思うくらいである。推敲とは、「てにをは」を直したり、送り仮名を正しくしたり...

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